巻頭言
今冬はインフルエンザ,COVID-19同時流行に警戒
掲載誌
インフルエンザ
Vol.23 No.3 5-8,
2022
著者名
菅谷 憲夫
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
日本では2020/2021年に続いて,翌2021/2022年シーズンにもインフルエンザの流行が見られなかった.したがって,2年連続して,インフルエンザの流行がないという異常な事態となった.2020/2021年シーズンは,日本のみならず,世界各国でもインフルエンザ流行はなかったが,昨年から今年の2021/2022年シーズンは,北半球では,COVID-19流行と同時に,インフルエンザの流行が戻ってきた(図1).米国では,昨年末からインフルエンザが増加し,小流行となり(図2)¹⁾,ヨーロッパでは,フランス,スウェーデンで比較的に大きな流行となった.これら欧米諸国の流行は,主にA香港型ウイルスによるものであった.アジア諸国でも,マレーシアでは大きな流行があり,中国ではB型(ビクトリア株)の小流行が見られた.2020/2021,2021/2022年シーズンと全くインフルエンザ流行のなかった日本も,COVID-19対策が緩和されることもあり,今年は,インフルエンザ流行に特に警戒が必要である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。