ウイルスよもやま話
オミクロン株について:出現と感染拡大
掲載誌
インフルエンザ
Vol.23 No.2 73-77,
2022
著者名
渡辺 登喜子
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生から2年以上が過ぎました.2022年4月4日時点でのCOVID-19の累計感染者数は全世界で4億8,977万人を超え,累計死者数は615万人以上にのぼっています.また国内での累計感染者数は,2022年4月7日時点で683万2,377人,死者数は28,456人と報告されています(図1).
世界各国でワクチン接種が進められており,2022年4月4日現在の世界保健機関(WHO)の報告によると,世界全体のワクチン累計接種回数は111億回を超えています.日本では,ファイザー社とモデルナ社のmRNAワクチンの接種が行われていますが,免疫を獲得するのに必要な2回の接種を受けた人の割合は総人口の79.6%であり,8割程度の国民がワクチン接種を完了したことになります.
2021年11月に出現した新型コロナウイルスのB.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)の大流行をきっかけに,日本を含めた世界各国において,ワクチンの追加接種が急ピッチで進められています.今回のよもやま話では,オミクロン株の出現と国内外における感染拡大について概説します.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。