Glaucoma Q&A
ビッグデータサイエンスは緑内障診療にどう役立ちますか?
掲載誌
Frontiers in Glaucoma
Vol.0 No.63 61-64,
2022
著者名
柏木 賢治
記事体裁
抄録
/
Q&Aシリーズ
/
連載
疾患領域
眼疾患
診療科目
眼科
媒体
Frontiers in Glaucoma
緑内障は多くの場合,慢性進行性で不可逆性の疾患であり,その治療は患者の生涯にわたります.そのため,診療の経過とともに蓄積される大量の画像や数値を中心とした診療データは,緑内障診療において非常に有用です.緑内障診療はガイドラインに沿った診療が推奨されていますが,実際には個々の症例において対応が異なることが多く,症例に応じた適切な選択肢を慎重に選ぶ必要があります.このような個別化医療においてビッグデータサイエンスは有用ではないかと考えられます.さらに,慢性経過を示す症例が多い緑内障ですが,一部の症例においては急性緑内障発作など急性の変化を示すことがあります.現状ではこれらの疾患に対するリスク評価や対策などは必ずしも十分ではありませんが,この分野においても,多数例の情報を集めて解析するビッグデータサイエンスが有用ではないかと考えます.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。