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木を見て森を見ず


掲載誌
Frontiers in Glaucoma No.61 58-60, 2021
著者名
桑山泰明
記事体裁
連載 / コラム / 抄録
疾患領域
眼疾患
診療科目
眼科
媒体
Frontiers in Glaucoma

図1は6年前に右眼の網膜剥離に対する硝子体手術の既往がある60歳代の女性の症例であり,緑内障併発の疑いのため紹介された初診した.視野障害の自覚はなく,手術既往のある右眼が「調子が悪い」,「手術がうまくいっていないに違いない」との訴えがあった.眼球そのものには特記すべき所見はなかった(図1A)が,上眼瞼を持ち上げると睫毛に硬くなった眼脂が大量に付着していた(図1B).図2も白内障術後19年にわたる不快感の訴えがあった女性であり,睫毛根部に眼脂の蓄積がみられた.いずれも術後を気遣うあまり眼の周りの洗顔を避けていたとのことである.術後を意識せず十分洗浄するよう指導することで不快感は解消した.図3はトラベクレクトミー術後6ヵ月である.マイボーム腺機能不全がみられる.濾過胞があるため眼の周りを触らないようにと主治医に注意されていた.濾過胞感染を気遣う指導だと思われるが,常在菌叢が変化し,かえって感染のリスクが上がると考えられる.結膜充血が持続し,濾過胞維持にとってマイナスになるとも考えられる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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