大学(大阪大学)卒業後, 眼科に入局した大鳥安正先生は, 当時, 病棟医長であった桑山泰明先生(現:福島アイクリニック院長)や出向先の市立堺病院の真野富也先生(現:多根記念眼科病院院長)のもとで緑内障を診る機会に恵まれたという. 大学院では概日リズムのメカニズムや網膜虚血の病理を研究し, 留学先では緑内障のターゲット細胞である網膜神経節細胞の培養テクニックを学ぶなど, 緑内障関連の研究にも従事. さらに1998年には大学病院に戻り, 当時の教授, 田野保雄先生から緑内障専門外来を任され, 緑内障専門医の道を本格的に進もうと決意したと話す. そのような大鳥先生に対し, 実地診療の実際やこだわり, 今後の展望について伺ってみた.
「緑内障の地域基幹病院として重症例を中心に診療・患者の疾患理解に注力」 大阪医療センター(以下, 当院)眼科の特徴としては, 国立大阪病院の時代から伝統的に網膜硝子体疾患(黄斑部疾患, 網膜剥離, 増殖糖尿病網膜症など)に対する手術治療を数多く手がけていることが挙げられます.
「緑内障の地域基幹病院として重症例を中心に診療・患者の疾患理解に注力」 大阪医療センター(以下, 当院)眼科の特徴としては, 国立大阪病院の時代から伝統的に網膜硝子体疾患(黄斑部疾患, 網膜剥離, 増殖糖尿病網膜症など)に対する手術治療を数多く手がけていることが挙げられます.