消化器病研究施設紹介
NTT東日本関東病院外科
掲載誌
Frontiers in Gastroenterology
Vol.18 No.3 37-41,
2013
著者名
針原康
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
診療科目
一般外科
/
消化器外科
媒体
Frontiers in Gastroenterology
「NTT東日本関東病院の設立とその歴史」NTT東日本関東病院の前身である関東逓信病院は1952年に日本電信電話公社付属機関として開院しました. その後長らくは職域病院として発展しましたが, 1985年に日本電信電話公社の民営化に伴い, 日本電信電話株式会社(NTT)に所属する病院となり, 1986年からは保険医療機関の指定を受けて一般開放され, 地域医療の一翼を担う地域の基幹病院となりました. 1999年7月にNTT組織の再編成に伴い, NTT東日本関東病院と改称しました. 2000年12月には患者の快適性を優先し, 検査に関わる動線の整理など患者サービスを重視した606床の新病院が完成しました(写真1). この新病院ではペーパーレス, フィルムレスの電子診療録システムが本邦でいち早く導入され, 情報の共有, チーム医療や医療安全に大きく貢献しています. NTT東日本関東病院は地域の中核病院として, 救急医療, 急性期医療を担うとともに, 2003年には地域がん診療連携拠点病院に指定され, 診断, 手術, 化学療法から緩和医療に至るまでの高度の癌診療を提供しています.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。