【特集 アディポサイトカイン】
アディポサイトカインと女性医学 アディポサイトカインとゴナドトロピン分泌
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.21 No.3 31-37,
2014
著者名
松崎利也
/
岩佐 武
/
苛原 稔
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
栄養管理
診療科目
産婦人科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
「Summary」栄養状態と性機能は密接に関係している。栄養状態の情報は,主にアディポサイトカインのレプチンにより視床下部に伝達され,摂食調節因子やキスペプチンをはじめ種々のニューロンがレプチンの情報に反応している。低栄養状態ではレプチン作用の低下により食行動と代謝が促進され,これらの因子の多くはGnRH分泌調節作用を併せもっており,GnRH分泌が抑制される。このように,レプチンは食欲や代謝だけでなく,性機能の調節にも関与している。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。