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はじめに
抗血小板薬は,心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患の予防に非常に重要な薬剤であり,CAPRIE1)をはじめとする大規模臨床試験によってその有効性が明らかとなっている.また,虚血性心疾患に対する治療として経皮的冠動脈形成術percutaneous coronary intervention(PCI)がスタンダードとなっており,ステント留置後はステント血栓症を予防するために抗血小板薬の内服が必須となる.一方で抗血小板作用が強力になればなるほど,出血性合併症の頻度が増加し,出血イベントや観血的処置の際に,抗血小板薬をいつからどのくらいの期間休薬するのか,またその可逆性について大きな問題となってくる.
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血栓症に関するQ&A PART6
8.薬剤 Q66 抗血小板薬の抗血小板作用の可逆性,非可逆性とその臨床的意義について教えてください
掲載誌
血栓と循環
Vol.19 No.1 218-220,
2011
著者名
田崎淳一
/
堀内久徳
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
循環器
/
血液
/
脳血管障害
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
/
脳神経外科
/
神経内科
/
放射線科
媒体
血栓と循環
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。