心房細動(AF)は65歳以上の米国人の9%に影響しており,世界で最も多い不整脈である。欧州連合(EU)では,2010年における55歳以上のAFは880万人であったが,2050年までには2倍になると予想されている。AFは年齢とともに増加する。2016年に改訂された欧州心臓病学会のAFガイドラインでは,AFのリスク因子を特定し管理することの重要性が強調されている。痛風は,成人の3.9%に認められる最も一般的な炎症性関節炎であり,AFのリスクを上げることが知られている。AFの予防のために,アロプリノールとフェブキソスタットのどちらが有効性が高いかについては不明である。
最新文献紹介
高齢者の心房細動のリスクに対するアロプリノールとフェブキソスタットの有効性の比較:メディケア請求データを用いたプロペンシティ調整解析
掲載誌
高尿酸血症と痛風
Vol.28 No.1 103-103,
2020
著者名
桑原 政成
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
代謝・内分泌
/
膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
膠原病科
/
リウマチ科
/
一般内科
媒体
高尿酸血症と痛風
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。