高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版では,痛風は生活習慣病であり,強力な尿酸降下薬が開発され血清尿酸値のコントロールが容易になった現在においても生活指導の役割は大きいとされており,食事療法,飲酒制限,運動の推奨が基本となる1)。また,痛風は生涯にわたり継続した治療が必要なことから,生活習慣の改善と服薬アドヒアランス向上のためには適切な患者指導が重要である。医師は診療中に服薬治療継続の必要性や食事や飲酒,運動などの生活習慣の改善について指導するが十分な時間をかけて具体的な指導を行うことは難しく患者の理解が十分とはいえない2)。そこで当院ではチーム医療による患者指導を実施している。医師以外の職種としては,看護師,管理栄養士,健康運動指導士(スポーツトレーナー)がかかわっており,各々服薬・治療指導,食事・飲酒指導,運動指導を連携しながら担当している(図1)。
痛風Q&A
Q 痛風におけるチーム医療について教えてください
掲載誌
高尿酸血症と痛風
Vol.28 No.1 98-100,
2020
著者名
大山 博司
記事体裁
Q&Aシリーズ
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抄録
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連載
疾患領域
代謝・内分泌
/
膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
膠原病科
/
リウマチ科
/
一般内科
媒体
高尿酸血症と痛風
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。