特集 前立腺肥大症に対する最近の手術療法の光と影―『男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン(2017)』2023年改訂を踏まえて―
低侵襲手術① 経尿道的前立腺吊り上げ術
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- 掲載誌
- 排尿障害プラクティス Vol.33 No.1 26-32, 2025
- 著者名
- 阿南 剛 / 加賀 勘家 / 藤島 洋介 / 南 秀朗
- 記事体裁
- 抄録 / 特集
- 疾患領域
- 泌尿器
- 診療科目
- 泌尿器科
- 媒体
- 排尿障害プラクティス
- Key Words
- 経尿道的前立腺吊り上げ術 / ウロリフト(UroLift®) / 低侵襲手術 / 前立腺肥大症 / 高齢者
前立腺肥大症の新たな低侵襲手術の1つとして開発された経尿道的前立腺吊り上げ術(ウロリフト(UroLift®))は,世界では2011年より開始された。現在アメリカでは,年間約120,000件程度,世界では累計50万件が施行された。日本では2022年4月,高齢や併存疾患などにより前立腺肥大症に対する従来の手術が困難な患者に対して保険適用となり開始され,2024年末までに約4,200件が施行された。日本の初期治療成績として,ウロリフト160例の報告では,平均年齢75歳,手術時間19分で,重篤な手術合併症は認めなかった。手術後1ヵ月および3ヵ月の時点で,排尿症状は手術前と比較して有意に改善した。手術前に尿閉を認めた患者群においても,手術後3ヵ月で88%の方が自排尿可能となった。超高齢社会の日本において,ウロリフトは前立腺肥大症に対する低侵襲手術として有効な手術法の1つである。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
