本稿では,前立腺癌に対する放射線治療(RT)後の下部尿路症状(LUTS)の発生メカニズムおよび評価方法,マネージメントについて詳述する。RTによるLUTSは急性期と晩期に分類され,患者の生活の質に大きく影響する。骨盤底筋体操などの非薬物療法やα1遮断薬などの薬物療法,手術療法など各患者の病態とニーズに合った多面的なアプローチが重要である。また,LUTS予防策としてα1遮断薬や骨盤底筋体操が効果的であることが報告されており,RT前からのより効果的なLUTSマネージメントも必要となる。