過活動膀胱(overactive bladder;OAB)は男女を問わず高齢者に多くみられる疾患であり,日本では成人の12.4~17.8%が罹患していると報告されている1)2)。新規アドレナリンβ3作動薬であるビベグロンは,複数の大規模臨床試験において有効性と安全性が確認され3)-6),海外に先駆け2018年11月に日本での発売が開始された。しかし,実臨床におけるビベグロンの有効性と安全性を前向きに評価した報告は非常に少なく7)8),既存のOABに対する薬物療法に抵抗性の患者における有効性を評価した研究も少ない9)-11)。そこで,当科ではビベグロンが処方されたOAB患者を対象に,多施設共同前向き研究を実施した。本稿ではその結果である“Efficacy of vibegron in patients with overactive bladder:multicenter prospective study of real-world clinical practice in Japan,SCCOP study 19-01”について解説する。
Cutting Edge
論文解説:Efficacy of vibegron in patients with overactive bladder:Multicenter prospective study of real-world clinical practice in Japan, SCCOP study 19-01
掲載誌
排尿障害プラクティス
Vol.31 No.1 74-80,
2023
著者名
太刀川 公人
/
京田 有樹
/
舛森 直哉
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
泌尿器
診療科目
泌尿器科
媒体
排尿障害プラクティス
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。