小児の過活動膀胱は患児の自尊心(self-esteem)にも多大な影響を及ぼすことから,適切な診断と治療が望まれる。小児の過活動膀胱では,定時排尿と排便管理を中心とした行動療法が初期治療の第一選択として行われるべき治療である。行動療法で十分な効果が得られない際には薬物療法を行う。現状では抗コリン薬が薬物療法の中心的な位置を占めているが,軽度ではあるものの有害事象の懸念もある。一方,β3作動薬の推奨度は『過活動膀胱診療ガイドライン第3版』上保留となっている。このように,小児の過活動膀胱を対象とした薬物療法の大規模な臨床試験が望まれる。
特集 過活動膀胱診療ガイドライン第3版を読み解く
小児過活動膀胱に対する治療
掲載誌
排尿障害プラクティス
Vol.31 No.1 49-54,
2023
著者名
三井 貴彦
/
志村 寛史
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
泌尿器
診療科目
泌尿器科
媒体
排尿障害プラクティス
Key Words
行動療法
/
定時排尿
/
排便管理
/
抗コリン薬
/
β3作動薬
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。