『過活動膀胱診療ガイドライン第2版』1)が2015年に刊行されてから7年が経過し,この間に新たな薬剤の登場や薬物併用療法などに関する多くのエビデンスが蓄積されてきた。さらに,難治性過活動膀胱に対する新規治療法としての「ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法」や「仙骨神経刺激療法」がわが国においても健康保険適用となり,過活動膀胱治療の状況が大きく変化してきた。また,過活動膀胱は高齢者に多いため,フレイル・認知機能低下との関連で過活動膀胱診療を見直す必要性も増してきた。

このような背景から,2022年9月に『過活動膀胱診療ガイドライン第3版』が刊行されることとなった2)