学会賞 受賞演題・論文解説 第29回 日本排尿機能学会
論文部門:基礎 Urinary reabsorption in the rat kidney by anticholinergics
掲載誌
排尿障害プラクティス
Vol.30 No.2 80-84,
2023
著者名
大江 秀樹
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
腎臓
/
泌尿器
診療科目
泌尿器科
/
腎臓内科
媒体
排尿障害プラクティス
過活動膀胱の治療薬である抗コリン薬は夜間頻尿にも有効であり,特に短時間作用型の抗コリン薬はプラセボ群と比較して夜間尿量を有意に減少させることが報告されています¹⁾。その検証として施行した動物実験では,ラット利尿モデルに抗コリン薬(イミダフェナシン;IM,トルテロジン;TO)を投与すると尿量が減少することが確認されました²⁾。一方,ヒトは就寝中100mL以上の尿が膀胱上皮から吸収されることも報告されています³⁾。そこで抗コリン薬の尿量減少が,①膀胱における尿再吸収,②腎での再吸収,このどちらのメカニズムに起因するのかを解明するためにラットを用いた動物実験を行いました。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。