特集 女性骨盤底医学の最前線
治療
3)Native tissue repair(NTR)
掲載誌
排尿障害プラクティス
Vol.29 No.2 43-49,
2022
著者名
草西 洋
/
牧志 綾
/
井川 洋
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
腎臓
/
泌尿器
診療科目
腎臓内科
/
泌尿器科
媒体
排尿障害プラクティス
Key Words
骨盤臓器脱,NTR,仙骨子宮靭帯固定,仙棘靭帯固定,腟閉鎖術
骨盤臓器脱手術では,経腟メッシュ手術が合併症のために減少傾向にある一方で,非メッシュ手術であるnative tissue repair(NTR)が見直されている。NTRは低侵襲で手術時間は短く,術後回復は速やかで,手術合併症が少ない安心安全な手術法である。これまで多数の手術法が工夫されている。手術器具の多くは再利用可能であり,持続可能性が求められる時代にマッチした手術法といえる。また,医療経済的にも有用性が高い手術法である。治療効果の面においても,特に腟尖部挙上についてNTRは経腟メッシュ手術と同等と評価される。腟尖部挙上手術には仙骨子宮靭帯固定,仙棘靭帯固定,腸骨尾骨筋膜固定がある。軽症~中等症の子宮脱ではマンチェスター手術が有用である。また,高齢女性の骨盤臓器脱では腟閉鎖術も手術選択肢となりうる。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。