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剖検所見にみる多臓器連関
掲載誌
CARDIAC PRACTICE
Vol.31 No.2 7-11,
2021
著者名
加藤 誠也
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科
媒体
CARDIAC PRACTICE
剖検所見は基本的に亡くなった時点での病理組織学的変化であるため,複数の臓器にわたって何らかの機能障害を反映した形態変化がみられるのが通例である。死因を明らかにすることが剖検の意義とされているが,実際には諸臓器にみられるさまざまな所見を通して,どの臓器の病態が死の転帰の根源となったものであるか,多臓器連関を逆算して推定しなくてはならない。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。