SUMMARY 非アルコール性脂肪肝(NAFLD)患者に対する栄養食事指導を実施し,体重減少をはじめとする身体計測値の改善が,各種血液生化学検査値,およびNAFLDの病態に与える影響を検討した。その結果,体重減少が顕著であった群では,肝機能検査値,肝超音波検査所見などに改善が確認され,内臓脂肪蓄積の減少を主とした体重減少は,NAFLDの病態,および進展の予防に有効であることが確認された。