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特集 MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)

Ⅰ.基礎 3.心血管疾患とMASLDを結ぶメカニズム


掲載誌
The Lipid Vol.36 No.1 24-33, 2025
著者名
小関 正博
記事体裁
抄録 / 特集
疾患領域
循環器 / 代謝・内分泌
診療科目
循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
The Lipid
Key Words
MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患) / 心血管疾患(CVD) / 脂質異常症 / 心不全 / ミトコンドリア機能障害

代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)では,肥満,糖尿病,高血圧,脂質異常症などの心代謝系危険因子の共有を背景に虚血性心疾患の発症率が増加する。さらに脂肪性肝疾患で報告された,高トリグリセリド血症,低HDLコレステロール血症,sd-LDLやレムナントコレステロールの高値などの脂質代謝異常も動脈硬化惹起性である。最近の研究により,心不全(特に左室拡張障害 HFpEF)と脂肪性肝疾患の関連が明らかとなった。MASLDでは,FIB-4 indexやFatty Liver Indexなどが高値であると,心血管疾患の発症リスクが上昇することが報告されている。MASLDと心筋障害に共通するメカニズムとして,脂肪毒性によるミトコンドリア機能障害やNLRP3インフラマソームの活性化などの分子機構が報告されている。今後は心血管疾患を合併するMASLDの層別化のためのバイオマーカーの開発や,それに応じた治療法の確立が重要となる。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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