─先生は高校が甲陽学院で,甲陽から阪大医学部に進まれたわけですが,子供の頃から医師を考えてはったのですか。

(聞き手注:リアルトークをそのまま文字起こししています。臨場感をお愉しみください)

「医学部受けようかちゅうのを考えだしたのは高1のときやったかな。その頃,阪大の試験問題が刑務所から漏れたことがあるんです。『医学部ってこんなに人気があるんや』と驚いて,『それやったら,ちょっと受けてみよか』と思うたんやね(笑)」

「親戚とか身内に医者がおらんかったっちゅうこともあったね。難しいところに挑戦しようというのと,身内に医者がまったくおらへんかったという,そういう不純な理由で医者にはなってんけどね」