糖尿病や脂質異常症において,血管内皮傷害から心血管合併症に至るプロセスを断ち切ることは,臨床上重要である.血管内皮機能障害は,適切な薬物療法,補充療法,生活習慣改善などのインターベンションを加えることにより改善可能である.血管内皮機能は,動脈硬化の第一段階としての重要性に加え,治療ターゲットとしても捉えることができる.血管内皮機能は,予後規定因子となりうる.
「KEY WORDS」糖尿病,脂質異常症,血管内皮機能,一酸化窒素,活性酸素
「KEY WORDS」糖尿病,脂質異常症,血管内皮機能,一酸化窒素,活性酸素