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M-Review

特集 いま,脂質がおもしろい ~若手研究者による最新の脂質研究~

1.形質膜リン脂質動態による骨格筋機能制御

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掲載誌
The Lipid Vol.31 No.1 40-46, 2020
著者名
原雄二 / 土谷正樹 / 奥田雅貴 / 梅田眞郷
記事体裁
特集 / 抄録
疾患領域
循環器 / 代謝・内分泌 / 栄養管理
診療科目
循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
The Lipid
Key Words
リン脂質フリッパーゼ / ホスファチジルセリン / 筋芽細胞 / 機械受容イオンチャネル / PIEZO1

細胞膜に挿入されている,あるいは膜近傍に存在する蛋白質は,膜脂質により活性制御されることが古くから知られている.一方で,リン脂質分子群の微細な動態変化が,さまざまな蛋白質群に対しどのように作用するか,またその意義についてはいまだ明らかではない.われわれは細胞膜間のリン脂質輸送(外層から内層:フリップ,内層から外層への輸送:フロップ)を担うリン脂質輸送体群の機能解明を目指してきた.骨格筋線維の再生過程において,筋芽細胞同士が融合し,多核細胞(筋管)が形成される現象をモデル系とし,リン脂質輸送体の一つリン脂質フリッパーゼの機能解明を目指してきた.その結果,リン脂質フリッパーゼは筋芽細胞に発現するイオンチャネルの一つPIEZO1の活性化を正に制御すること,さらに同イオンチャネルの活性制御には,リン脂質のうちホスファチジルセリンの膜間輸送が関与することを見出した.
「KEY WORDS」リン脂質フリッパーゼ,ホスファチジルセリン,筋芽細胞,機械受容イオンチャネル,PIEZO1

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

The Lipid2020年4月号(Vol.31 No.1)

近年の脂質代謝の研究は医学,工学,薬学,農学などあらゆる分野で,基礎的な研究にとどまらず応用の分野においても急速な進歩を遂げてきており,それらが病気の診断・治療に直接,間接に貢献してきたといえる。このような進展著しい脂質の研究の現況を,さまざまな視点から捉え,詳細な解説を加える専門誌。

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