骨折を評価項目とした男性骨粗鬆症の無作為化比較対照試験は少なく,女性に比しエビデンスは乏しい.わが国で使用可能な薬剤のうち,アレンドロネート,リセドロネート,ゾレドロネート,遺伝子組換えテリパラチドに椎体骨折抑制効果が示されており,ゾレドロネートでは非椎体骨折抑制効果も示されている.メタ解析ではビスホスホネート製剤による椎体および非椎体骨折抑制効果が示されており,ビスホスホネート製剤が第一選択薬といえる.
特集 男性骨粗鬆症Ⅱ
Ⅲ.治療 1.男性骨粗鬆症に対するビスホスホネートのエビデンス
掲載誌
THE BONE
Vol.33 No.3 55-60,
2020
著者名
宗圓 聰
記事体裁
抄録
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特集
疾患領域
骨・関節
診療科目
整形外科
媒体
THE BONE
Key Words
骨粗鬆症,男性,骨折抑制,ビスホスホネート,骨密度
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。