【特集 骨粗鬆症の新しい診断基準と関連ガイドライン】
Ⅲ.骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011年版 1.ガイドラインの概要
Outlines of Japanese guideline for prevention and treatment of osteoporosis 2011
掲載誌
THE BONE
Vol.28 No.1 33-36,
2014
著者名
細井孝之
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
骨・関節
診療科目
一般内科
/
整形外科
/
リウマチ科
/
産婦人科
/
腎臓内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
泌尿器科
/
老年科
/
放射線科
媒体
THE BONE
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011年版が日本骨粗鬆症学会, 日本骨代謝学会, 骨粗鬆症財団の代表からなる委員会によって作成され, 2011年末に公表された. 骨粗鬆症の予防と治療に関するエビデンスに基づいた本ガイドラインの日常診療における活用が望まれるが, その後も新しい薬剤の実用化が進み, 原発性骨粗鬆症の診断基準や骨代謝マーカーの適正使用ガイドラインの改訂も行われたため, さらなる改訂が必要である. [骨粗鬆症関連ガイドラインの経緯] 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011年版の概要を述べるにあたり, これまでの経緯を振り返っておきたい. わが国における骨粗鬆症関連のガイドラインは, 1998年に発行された「骨粗鬆症の治療(薬物療法)に関するガイドライン」(ライフサイエンス出版1998年)が最初のものである. EBMに基づいて作成される診療ガイドラインとしては草分けの一つであったと思われる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。