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M-Review

特集 頭痛診療のパラダイムシフト

前庭性片頭痛の疾患概念と治療戦略

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掲載誌
Pharma Medica Vol.39 No.9 29-33, 2021
著者名
古和 久典 / 中野 俊也
記事体裁
抄録 / 特集
疾患領域
神経疾患
診療科目
一般内科
媒体
Pharma Medica
Key Words
国際頭痛分類付録,めまい(感),脳幹性前兆を伴う片頭痛,良性発作性めまい,メニエール病

片頭痛とめまいとの関連性については以前から注目されており,片頭痛関連めまい,片頭痛関連前庭障害,片頭痛性めまいなどの呼称で報告がなされてきた。前庭性片頭痛という用語が徐々に周知され浸透していくなかで,2004年に前庭性片頭痛の診断基準が提案され¹⁾,2012年に国際頭痛学会とBárány Society(国際平衡医学学会)の合意により,片頭痛の一型として前庭性片頭痛の診断基準が定義された²⁾。2013年に公開された国際頭痛分類第3版β版[International Classification of Headache Disorders 3rd Edition(beta version):ICHD-3b]において,その付録(Appendics)に前庭性片頭痛(vestibular migraine)の診断基準と種々の問題点が掲載され³⁾⁴⁾,2018年に上梓された国際頭痛分類第3版(ICHD-3)に付録のまま継承されている⁵⁾⁶⁾。今後の症例集積と病態解明に向けた検討が待たれている状況にあるといえる。 本稿では,前庭性片頭痛の現状と取り巻く課題について概説する。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Pharma Medica2021年9月号(Vol.39 No.9)

臨床医・薬剤師を対象に,各種疾患治療に関する最先端の臨床学の学術的トピックスを解説。医学・薬学の中間領域を目指す学術月刊誌。医師の薬学に対する理解を深め,薬剤師にも臨床の啓蒙となる雑誌を基本方針として,近年注目されている臨床薬理学分野からも 高い評価を受けている。医学・薬学の中間領域を目指す総合学術誌

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