慢性便秘の治療薬はこれまで塩類下剤である酸化マグネシウム,刺激性下剤であるアントラキノン系下剤(アローゼン®,センノシドなど)やジフェニール系誘導薬(ピコスルファートナトリウム),さらに浸透圧性下剤であるラクツロース(保険適応は産科,小児のみ)などがわが国で使われてきたが,近年国内外で新規便秘薬が続々登場してきている。本稿ではこれら新規便秘薬の状況を概説したい。
「KEY WORDS」ルビプロストン,リナクロチド,エロビキシバット,プルカロプリド
「KEY WORDS」ルビプロストン,リナクロチド,エロビキシバット,プルカロプリド