『予防医療 How Much?』出版記念インタビュー ─ 病気になりたくなければ 予防医療に励むしかない!

『予防医療 How Much』の出版を記念して、
2025年12月10日のイベント終了後、
著者の堀江貴文さんに、特別インタビューを行いました。
(聞き手・弊社編集部)

「お金」をテーマにした理由

編集部

まず単刀直入に、なぜ「予防医療とお金」をテーマにしようと考えたのでしょうか。

堀江

予防医療に関心のない「意識低い系の人」を振り向かせたいから。
「『バランスの良い食生活』『適度な運動』が大切」と、医療関係者が「お行儀よく」アピールしても、大多数の意識低い系の人には届かない。だから、そんな人にも響くテーマとして「お金」を思いついた。
「予防医療をやったら、お金が得する」って言ったら、「えっ⁉ そうなの?」って、みんな関心を持つでしょう?

編集部

お金は、どんな人でも関心のあるテーマですからね。

「実感」していたものが「数字」として表せた

編集部

「予防医療をやれば、お金の面で得する」ということは、何となくイメージできていましたが、この本では、「予防医療のお金のお得度が、具体的な金額で表されている」のが、とても新鮮でした。

堀江

意識低い系の人の心に届かせるには、具体的な金額が必須だからね。僕も体感として理解していたものを、具体的な数字に落とし込むことができて、スッキリしました。

編集部

人間ドックのお得度が「5年間で33万円」、胃カメラ・大腸カメラのお得度が「1か月で30万円以上」
毎年、会社の健康診断を何となく受けていましたが、これだけ得すると思ったら、健康診断をもっと真剣に取り組もうと思いましたし、胃カメラにも挑戦してみようと思いました。

予防医療には「バイオロギングの考え方」が必須

堀江

でも、それって、「健康診断の直前だけ気をつけよう」と思ってない? 健康診断や人間ドックは「点」ではなく、「線」で結果を観察しなければ、意味がないんだよ。

編集部

この本で何度も出てくる「バイオロギングの考え方」ですね。

堀江

検査結果の数値や総合判定に一喜一憂していては、ダメ。数年にわたって結果を比較して、数値の変化の傾向をつかむことが重要なんだ。
だから、僕は人間ドックの結果をすべてクラウド上にアップして、いつでも見られるようにしている。

予防医療は国民医療費の抑制に対するベストな選択

編集部

この本では、国の医療費について言及していますが、その点についての堀江さんの考えを聞かせてください。

堀江

国民医療費はこのままの状態が続けば、社会保障費の負担がさらに上がって、生活が成り立たなくなる。僕たち団塊ジュニアの世代が高齢者となる、あと12~13年が勝負なんだ。
それには、予防医療で健康寿命を延ばすしかない。

編集部

そのロジックとしての「予防医療とお金」なんですね。

堀江

その通り! 本当は医療関係者や政治家に、そういう情報発信をやってもらいたいけれど、恐らく無理だろうから、それは僕の役割だと納得している。

最後は健康な人が勝つ!

編集部

最後に、この本の読者に伝えたいメッセージをお願いします。

堀江

「最後は健康な人が勝つ」
これは、僕がたどり着いた真理です。
人間は病気になると、マイナス思考になる。健康な人は前向きだし、体力はプラス思考と表裏の関係にあります。

病気にならないためには、絶えず予防医療を励むしか答えはありません。

予防医療を継続するための「お金」なんです。
ただ、なかなか「これ!」というデータがなくて、メディカルレビュー社のスタッフの皆さんには、とても苦労をかけました。
でも、自分としても面白い本になったと自負しています。是非とも読んでもらいたい。

あとは、「やるか?」「やらないか?」
それは、あなたの決断次第だ。

編集部

有難うございました。

堀江貴文 vs 加藤浩晃 特別対談

『予防医療 How Much?』の出版を記念して、
著者の堀江貴文さんと取材にご協力いただいた加藤浩晃先生による
特別対談が行われました。
予防医療の未来について熱く語り合った内容をお届けします。

加藤浩晃

PROFILE

加藤 浩晃(かとうひろあき)

デジタルハリウッド大学大学院 特任教授

ヘルスケア新規事業家、医師、MBA、元厚生労働省室長補佐。浜松医科大学医学部卒業後、眼科専門医として1,500件以上の手術を執刀、手術器具や遠隔医療サービスを開発する。2016年厚生労働省に入省し、臨床研究法の制定やベンチャー支援政策を行う。退官後、オンライン診療や治療用アプリの事業開発に従事。2017年よりデジタルハリウッド大学大学院特任教授、東京科学大学医学部臨床教授を務めつつ、AI医療機器開発のアイリス株式会社を共同創業し、取締役副社長CSO(最高戦略責任者)に就任。日本で初めて、新医療機器によるAI医療機器を開発した。主な著書に『医療4.0』『医療4.0実践編』など多数。

医療DXの専門家である加藤特任教授は、
医療DXによる予防医療の可能性について、
AIによる画像診断技術、遠隔医療、エピジェネティクス、DTx(デジタルセラピューティクス)などの活用により、
医療の主体が医師から患者に移り、
「治す医療」から「予防する医療」へと変化する、と提案しました。


堀江さんが注目しているのは、
フリーランスや退職者といった
「予防医療からコボれてしまっている人」に対する「運動の習慣化」。
企業の定期健康診断などの「強制力」が働かないので、
何もしないでいると、生活習慣病になり、
医療費の増大につながる、と警鐘を鳴らしました。
そして、そういう人たちを予防医療へ取り込むには、
「ポケモンGO」などのゲーミケーションや、意外にも犬を飼うことが有効であると訴えました。


堀江さんと加藤特任教授は、
予防医療への期待と、更なる発展への抱負を語り、
特別対談は終了となりました。


対談の模様は、予防医療普及協会のYouTubeで公開されています。
興味のある人は、是非ともご覧ください。