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投稿日時:2016/05/27(金)

M-Review Hightlight
新刊アイ

No.35 2016.05.27 発行:株式会社メディカルレビュー社

神経難病の在宅医療/1冊でRANKLのすべてを網羅

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、神経難病の在宅医療と緩和ケアに焦点が当てられた『改訂版 神経難病在宅療養ハンドブック―よりよい緩和ケア提供のために―』と、RANKLの過去・現在・そして未来が語りつくされている『ファーマナビゲーター 抗RANKL抗体編』のご紹介です。

目次
新刊案内『改訂版 神経難病在宅療養ハンドブック―よりよい緩和ケア提供のために―』
新制度におけるパーキンソン病軽症Hoehn & Yahr 1 or 2での難病認定申請
新刊案内『ファーマナビゲーター 抗RANKL抗体編』
RANKL-RANKクロストーク 第1回 抗RANKL抗体

新刊案内

『改訂版 神経難病在宅療養ハンドブック―よりよい緩和ケア提供のために―』

発行日 : 2016年3月7日
編 著 : 成田有吾(なりた ゆうご)
所 属 : 三重大学医学部看護学科教授
成田有吾
改訂版 神経難病在宅療養ハンドブック ―よりよい緩和ケア提供のために―

ご略歴(成田先生)
1981年3月 三重大学医学部卒業、1981年6月 市立伊勢総合病院研修医、1983年6月 三重大学医学部附属病院第二内科医員、1983年7月 市立松阪市民病院内科医員、1988年4月 三重県厚生連松阪中央総合病院神経内科医長、1992年7月 三重大学医学部神経内科助手→講師→助教授、2003年6月 三重大学医学部附属病院医療福祉支援センター副部長→部長(准教授)、2009年4月 三重大学医学部看護学科基礎看護学教授、現在に至る。
専門領域:臨床神経学、臨床神経生理学、老年医学、神経内科領域の緩和医療

成田先生に本書が発刊された経緯をうかがいました。

2011年秋、ALSの呼吸苦に医療用オピオイドを許容する厚労省通知が出た直後に初版が出版されました。英語版(2012)を見た海外の方から、初版のテーマはオピオイドが大きい、との指摘もありました。その後、日本神経学会による「ALS診療ガイドライン2013」の刊行、「難病法」の成立が視野に入り、新しい方法論等も加わりました。筆者のうち、先ず、橋本司先生が改訂版に言及されました。さらに在宅での臨床現場の先生方からのご意見が続き、2014年2月にメディカルレビュー社との相談を開始しました。今回、臨床現場に詳しい、矢崎一雄先生、武井麻子先生、大達清美先生のご参加、薬剤の専門家2名による最新の薬剤一覧表の整備も加えての出版となりました。

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ピックアップ
新制度におけるパーキンソン病軽症Hoehn & Yahr 1 or 2での難病認定申請

Frontiers in Parkinson Disease Vol.9 No.1, 32-35, 2016
相沢祐一 ほか

平成27年1月1日「難病の患者に対する医療等に関する法律」が施行された。これによりいわゆる「難病」のうち、国が指定したパーキンソン病(PD)を含む110の指定難病について医療費を助成する制度がスタートした。その後、同年7月1日より対象疾患が306疾患に拡大され現在に至っている。今回新しく制定されたこの難病医療費助成制度とこれまでの特定疾患治療研究事業との大きな違いの1つとして、症状の軽い患者でも、高額な医療費がかかる場合は特例措置として医療費助成が受けられるようになったことが挙げられ、注目すべきであると思われる。特に、現役勤労者が新薬などによる高額な治療薬の処方を受け、体調をコントロールしながら仕事や家庭生活を営むうえで、医療費の軽減が可能かどうかは重要なポイントであると思われる。

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新刊案内

『ファーマナビゲーター 抗RANKL抗体編』

発行日 : 2016年4月10日
編 集 : 松本俊夫(まつもと としお)
所 属 : 徳島大学藤井節郎記念医科学センター顧問/
徳島大学名誉教授
編 集 : 田中栄(たなか さかえ)
所 属 : 東京大学大学院医学系研究科外科学専攻
整形外科学教授
松本俊夫・田中栄
ファーマナビゲーター 抗RANKL抗体編

ご略歴(松本先生)
1974年 東京大学医学部医学科卒業。1978年 米エール大学留学。1982年 東京大学医学部第4内科助手、1988年 同講師。1996年 徳島大学医学部内科学第一講座教授、2002年 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体情報内科学教授、2014年 徳島大学藤井節郎記念医科学センター長/徳島大学名誉教授、2016年 同センター顧問。
専門は内分泌代謝学、骨カルシウム代謝学。

ご略歴(田中先生)
1987年 東京大学医学部卒業。1990年 昭和大学歯学部口腔生化学教室研究員。1993年 米エール大学留学。1996年 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(外科学専攻)。1996年 東京大学医学部整形外科学助手。2012年より現職。2015年 東京大学医学部附属病院副院長。
専門は関節リウマチ、骨粗鬆症、関節外科。

編集の松本先生、田中先生に本書についてお話をうかがいました。

RANKLは、免疫学と骨代謝学をつなぐ分子として、「骨免疫学(osteoimmunology)」という新たな学問分野の誕生の契機ともなりました。
また、RANKL発見から10年を待たずに、ヒト型抗RANKL抗体であるデノスマブが開発され、多発性骨髄腫および固形癌骨転移による骨病変、および骨巨細胞腫そして骨粗鬆症に対する治療薬として患者に使用されるようになりました。現在多くの患者がデノスマブの恩恵にあずかっていることはご存知の通りです。
本書では抗RANKL抗体デノスマブの臨床効果についてのみならず、RANKL発見の経緯から作用の分子メカニズム、生物学的意義について、RANKLの過去・現在そして未来を語りつくした「RANKLのすべて」ともいえる内容になっています。本書が皆様のご参考になれば幸いです。

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ピックアップ
RANKL-RANKクロストーク 第1回 抗RANKL抗体

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.5 No.4, 70-75, 2015
大宮俊宣 ほか

RANKL(receptor activator of nuclear factor-κB ligand)は破骨細胞の分化、活性化、生存に重要な分子であり、RANKL-RANK系シグナルの亢進は骨粗鬆症の原因となる。デノスマブは完全ヒト型モノクローナル抗体であり、RANKLとRANKの結合を阻害することにより強力な骨吸収抑制作用を有する。デノスマブ使用による、閉経後骨粗鬆症に対する効果については臨床的有用性を示す報告が蓄積しつつある。関節リウマチへの疾患活動性に対する効果は明らかではないが、腰椎と大腿骨近位部の骨密度を有意に改善する。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
5/27~5/29 89 日本超音波医学会学術集会
工藤正俊
京都
国立京都国際会館 他
12 Asian Federation of Societies for Ultrasound in Medicine and Biology (AFSUMB)
工藤正俊
5/28~5/29 33 日本TDM学会・学術大会
藤村昭夫
宇都宮
栃木県総合文化センター
5/28~5/29 57 日本臨床細胞学会総会春期大会
青木大輔
横浜
パシフィコ横浜
5/30~5/31 30 日本外傷学会総会・学術集会
大友康裕
東京
御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
5/30~6/1 20 日本がん分子標的治療学会学術集会
三森功士
別府
B-Con Plaza 別府国際コンベンションセンター

Editor's eye

今では写真の技術のひとつとなっている「ぼかし」、「ぼけ」。
英語でもbokeh(ぼけ)として呼ばれているのをご存知でしたでしょうか。
どうやら1997年頃に海外のカメラ雑誌で紹介されたことで広まり、現在では「ぼけ」そのものをさすようになったようです。

このように今や多くの日本語が外国語として海外に根付いています。

アメリカの小学校では、俳句をつくる授業が行われているとか。単に言葉を知るだけでなく、芸術においての使い方を学ぶことで背景文化の違いを知り、お互いの国への理解を深めることができるのかもしれませんね。

編集部S
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