No.34 2016.04.15 発行:株式会社メディカルレビュー社
若手医師のキャリアパスを考える/泌尿器科領域の周術期感染予防
「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、Amazonランキングの「キャリアデザインの資格・就職」カテゴリーでベストセラー1位を獲得! 若手医師に向けられた、これまでになかった本格的なキャリアの手引書である『若手医師のためのキャリアパス論~あなたの医師人生を10倍輝かせる方法』と、泌尿器科医必携、最新のエビデンスを可能な限り取り入れた実用的なガイドラインである『泌尿器科領域における周術期感染予防ガイドライン2015』のご紹介です。
- 新刊案内『若手医師のためのキャリアパス論~あなたの医師人生を10倍輝かせる方法』
- 心原性脳塞栓症と糖尿病
- 新刊案内『泌尿器科領域における周術期感染予防ガイドライン2015』
- 汗のオミックス
『若手医師のためのキャリアパス論~あなたの医師人生を10倍輝かせる方法』
発行日 | : | 2016年3月31日 |
著 者 | : | 岡西徹(おかにし とおる) |
所 属 | : | 聖隷浜松病院研修医教育タスクフォース 同 てんかんセンター・小児神経科主任医長 |
ご略歴(岡西先生)
1974年 石川県生まれ。2001年 富山(医科薬科)大学医学部卒業。2001年 名古屋市立大学病院小児科。2002年 聖隷三方原病院小児科。2006年 鳥取大学医学部附属病院脳神経小児科。2008年 名古屋市立大学病院小児科。2009年 聖隷浜松病院小児科。2011年からカナダ・トロントのThe Hospital for Sick Children (トロント小児病院)の神経生理部門リサーチフェロー。2013年11月より現職。
日本小児科学会専門医/指導医・日本小児神経学会専門医/評議員・日本てんかん学会専門医・日本臨床神経生理学会認定医・アメリカてんかん学会会員。
本書について岡西先生にお話をうかがいました。
「どうやったら医師として成功するのか?」若手医師にとっては永遠のテーマでしょう。しかしこれまで、初期研修後のキャリアパスの描き方は誰も教えてくれませんでした。立派な先人たちに尋ねると、みんな「とにかく目の前のことを頑張れ」と言います。しかし頑張っているのは誰もが同じです。頑張っても成功する人とそうでない人がいる。頑張るだけではない、本当の成功の法則はその先にあるのです。本書では先人の医師たちの成功の法則をひも解き、できる限りわかりやすく解説しています。本書は日本の若手医師たちに捧げる、彼らの人生の可能性を最大化するために書かれた初めての医師向け本格的キャリアパス論です。
Amazonランキング「キャリアデザインの資格・就職」のカテゴリーでベストセラー1位獲得
※2016/4/1時点
心原性脳塞栓症と糖尿病
Diabetes Frontier Vol.26 No.6, 675-680, 2015
八木田佳樹
糖尿病は脳梗塞の確立された危険因子である。大血管障害と小血管障害の進行がアテローム血栓性脳梗塞とラクナ梗塞発症につながると考えられている。一方で糖尿病は心房細動における心原性脳塞栓症発症リスクの主なものであり、リスク層別化に用いられるCHADS2スコアにも組み込まれている。また糖尿病は脳梗塞が発症した場合の予後不良と関連する。本稿では糖尿病と心原性脳塞栓症の関連について述べ、発症リスク増加や予後不良につながる機序について考察したい。
『泌尿器科領域における周術期感染予防ガイドライン2015』
発行日 | : | 2016年3月25日 |
編 集 | : | 日本泌尿器科学会 |
「開腹手術/腹腔鏡手術」「経尿道的下部尿路手術」「TVM・TVT/TOT、陰茎プロステーシス」「前立腺小線源療法」「化学療法に伴う発熱性好中球減少症」など、計10項目に分けてそれぞれの特性、予防抗菌薬の必要性・投与法、術前・後処置などについて解説。
手術部位感染症(SSI)は高頻度にみられる感染症の1つである。2006年に前回のガイドラインが発表された以後、エビデンスが着実に蓄積され、現在では周術期管理全般が大きく変わりつつあり、新規術式に対する周術期感染症対策の検証も必要になってきている。 本ガイドラインは、最新のエビデンスを可能な限り取り入れ、現在行われている実地医療に即した実用的なガイドラインとなるよう改訂されている。
(本文より一部抜粋)
汗のオミックス
Fluid Management Renaissance Vol.6 No.1, 62-66, 2016
青島正浩
生体物質に“-ome”を付けるとその包括的情報を表し、“-omics”を付けると包括的情報解析研究を表す。近年の網羅的解析手法の発展に伴い、さまざまな生体物質に関して網羅的、包括的データを解析することが可能となりつつある。プロテオミクスやメタボロミクスといったオミックス解析は、診断のためのバイオマーカーや薬剤代謝のマーカー探索目的に使用されることが多い。サンプルとして、血液、尿、髄液、唾液、涙液などに加え、汗も用いられる。汗は非侵襲的に採取できる点が優れているが、汗を対象とした報告はいまだ多くはない。本稿では、汗の特徴について概説し、最近の汗を用いたオミックス解析研究について紹介したい。
M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。
会期 | 回 | 学会名/会長 | 主会場 |
---|---|---|---|
4/21~4/23 | 102 | 日本消化器病学会総会 渡辺守 |
東京 京王プラザホテル |
4/21~4/23 | 89 | 日本内分泌学会学術総会 島津章 |
京都 国立京都国際会館 |
4/21~4/24 | 68 | 日本産科婦人科学会学術講演会 井坂惠一 |
東京 東京国際フォーラム |
4/22~4/24 | 16 | 日本核医学会春季大会 畑澤順 |
大阪 大阪国際交流センター |
4/23~4/25 | 104 | 日本泌尿器科学会総会 荒井陽一 |
仙台 仙台国際センター会議棟・展示棟 他 |
M-Review学会カレンダーでは、さらに多くの学会・研究会の日程をご紹介しております。 |
今年も多くの企業が、こぞってエイプリルフールに面白い嘘をつきました。
そういった記事を見ると、びっくりした後に、本当にこんなのあるのだろうかと疑問が襲ってきます。
ところで、感嘆符疑問符「!?」と疑問符感嘆符「?!」の違いをご存じでしょうか。
驚きが先なら「!?」、疑問が先なら「?!」という使い分けが正しいようです。
ですから、冒頭のような場合には「!?」を使うのが相応しそうです。
しかし、驚きと疑問を切り離して考えられない! という方には、インテロバングという感嘆符と疑問符を重ねあわせた、両方の意味を兼ね備える文字がありますので、そちらを使ってみるのもよいかもしれませんね。
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