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投稿日時:2016/01/25(月)

M-Review Hightlight
新刊アイ

No.31 2016.01.25 発行:株式会社メディカルレビュー社

胃がん撲滅戦略/イラストでわかる血糖自己測定のポイント

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、世界の胃がん対策の現況が理解できる『H. pylori 除菌による胃がん予防戦略 IARCワーキンググループ報告書8』と、患者に自己血糖測定を正しく指導するための指針である『医療従事者に知って欲しいSMBG血糖自己測定手技のマニュアル』のご紹介です。

目次
新刊案内『H. pylori 除菌による胃がん予防戦略 IARCワーキンググループ報告書8』
肝臓における老化の進行を遅らせることはできるか?
新刊案内『医療従事者に知って欲しいSMBG血糖自己測定手技のマニュアル』
高齢者糖尿病と認知機能障害
―特に糖代謝からみたアルツハイマー病の予防と治療―

新刊案内

H. pylori 除菌による胃がん予防戦略 IARCワーキンググループ報告書8』

発行日 : 2016年1月15日
監 訳 : 浅香正博(あさか まさひろ)
所 属 : 北海道医療大学副学長
浅香正博
『H. pylori除菌による胃がん予防戦略』

ご略歴(浅香先生)
1972年 北海道大学医学部卒業。1983年 北海道大学医学部附属病院第3内科講師。1994年 北海道大学医学部内科学第三講座教授。2000年 北海道大学大学院医学研究科消化器内科学教授。2007~2009年 北海道大学病院長。2011年 北海道大学大学院医学研究科がん予防内科学特任教授。2016年1月より現職。

本書の発刊に際して浅香先生よりコメントをいただきました。

2013年12月、フランスのリヨンにあるWHOのがん研究機関(IARC)で“H. pylori 菌除菌による胃がん予防戦略”と題した会議が招集された。1994年、IARCはH. pylori を明らかな発がん物質に指定したが、それから20年ぶりに開催された会議であった。その成果は190ページの報告書にまとめられ、2014年9月24日、世界に向けてプレスリリースが行われた。この報告書を完訳してわが国の研究者に提示することが会議に日本人として唯一参加した私の義務と考えていたが、このたび優秀な研究者たちの参加により短期間の内にまとめられたことは大きな喜びである。世界の国々は胃がん対策として一次予防であるH. pylori 除菌を行いたいと考えているが、保険医療でH. pylori 除菌を認めてもらうことはきわめて難しいのが現状であり、わが国のみが胃がん撲滅計画を実施できる国であることを再認識してほしい。

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ピックアップ
肝臓における老化の進行を遅らせることはできるか?

アンチ・エイジング医学 Vol.11 No.6, 55-60, 2015
藤澤浩一 ほか

平均寿命が延長したことで、老化に対して多くの人が関心をもっており、老化とともに発症する疾患の予防や老化の進行を遅延させることが望まれている。老化を逃れることはできないが、少しでも老化を遅らせることは、多くの疾患の発症を遅らせることができ、健康寿命を延ばすことができる。ヒトの場合、老化に伴い皮膚の菲薄化や白内障など、さまざまな臓器で機能的・形態的変化が起こるといわれている。肝機能検査での変化はあまりないことから、肝臓は老化に伴う変化が少ない臓器と考えられるが、肝臓の重量減少、代謝能予備能低下、薬剤代謝の低下などが起こるとされている。本稿では、肝臓におけるこれまでの老化に関する研究と、老化進行遅延化の可能性について概説する。

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新刊案内

『医療従事者に知って欲しいSMBG血糖自己測定手技のマニュアル』

発行日 : 2015年10月1日
編 集 : 朝倉俊成(あさくら としなり)
所 属 : 新潟薬科大学薬学部臨床薬学研究室教授
著 者 : 虎石顕一(とらいし けんいち)
所 属 : 宗像医師会病院薬剤科
著 者 : 中野玲子(なかの れいこ)
所 属 : 萬田記念病院薬局長
著 者 : 武藤達也(むとう たつや)
所 属 : 名鉄病院薬剤部長
 











『医療従事者に知って欲しいSMBG血糖自己測定手技のマニュアル』

朝倉俊成、虎石顕一、中野玲子、武藤達也

 

ご略歴(朝倉先生)
1984年3月 新潟薬科大学卒業、1989年3月~1989年8月 太田綜合病院薬剤部勤務、1989年8月~2006年3月 太田西ノ内病院薬剤部勤務、2000年9月 博士(薬学)取得、2001年3月 日本糖尿病療養指導士、2006年4月 新潟薬科大学薬学部臨床薬学研究室准教授、2006年4月~2007年6月 新津医療センター病院薬剤部長(兼務)、2012年4月 新潟薬科大学薬学部臨床薬学研究室教授、現在に至る。

ご略歴(虎石先生)
1973年3月 福岡大学薬学部卒業 薬剤師免許取得、1973年7月 九州大学医学部附属病院薬剤部研修生終了、1973年7月 済生会福岡総合病院薬剤部勤務、1976年10月 福岡大学医学部第一外科研究生、1987年3月 学位取得(医学博士)、1989年3月 福岡大学医学部第一外科研究生終了、1994年 済生会福岡総合病院副薬剤部長、1999年 日本医療薬学会認定薬剤師取得、1999年 福岡糖尿病療養指導士取得、2001年 日本糖尿病療養指導士取得、2002年 日本医療薬学会指導薬剤師取得、2008年 済生会福岡第二病院薬剤部長、2010年 宗像医師会病院 薬剤科、現在に至る。

ご略歴(中野先生)
1981年3月 東北薬科大学卒業、1984年7月 萬田内科病院(現萬田記念病院)薬局長、2001年4月 日本糖尿病療養指導士取得、現在に至る。

ご略歴(武藤先生)
1989年3月 東北薬科大学薬学部衛生薬学科卒業、1989年4月 愛知医科大学附属病院薬剤部勤務、1989年5月 薬剤師免許取得、1997年4月 愛知医科大学附属病院薬剤部主任、2001年5月 日本糖尿病療養指導士、2006年10月 愛知医科大学医学部博士学位(医学)取得、2007年4月 愛知医科大学病院薬剤部室長、2012年4月 名鉄病院薬剤部 付部長、2012年4月 杜若高等学校 薬剤師(兼任)、2012年7月 名鉄病院 薬剤部長、2012年7月 愛知学院大学薬学部非常勤講師(兼任)、現在に至る。

本書の特徴について編集の朝倉先生にうかがいました。

本書「医療従事者に知って欲しいSMBG血糖自己測定手技のマニュアル」は、2012年に出版した「医療従事者に知って欲しいSMBG血糖自己測定手技のポイント」の姉妹本として出版しました。
SMBGに関する詳細な説明やその根拠は既刊のポイント本に譲り、本書マニュアル本は、血糖測定を必要とする患者に、医療従事者が血糖自己測定を正しく指導するための指針として役立てられるよう、できる限り基本的な手技の流れに沿ってイラストと簡潔な文章でまとめています。また、本書を長く利用してもらうため血糖自己測定で共通する手技手順を中心に記載し、各メーカーが取り扱っている血糖自己測定器や穿刺器具の細かい違い(特徴)については、各社の説明書を参照するよう工夫しました。さらに、必要に応じて「コラム」、「Q&A」の欄を設け、臨床現場での声も盛り込んでいます。
SMBG血糖自己測定の説明は、病院はもとより市中薬局内でも行われております。それには、確実でわかりやすい説明が求められます。本書は、そのポイントをまとめていますが、各自の経験やノウハウを本書に書き込んでいただき、オリジナルなマニュアル本として患者指導にお役立てください。

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ピックアップ
高齢者糖尿病と認知機能障害
―特に糖代謝からみたアルツハイマー病の予防と治療―

Diabetes Frontier Vol.26 No.5, 590-595, 2015
櫻井孝

高齢者では認知症と糖尿病が増加している。わが国では高齢者(65歳以上人口)の15%に認知症がみられる。認知症には至らなくても、記憶障害などの脳機能が少し低下した状態、軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)もほぼ同程度にみられ、すでに800万人以上の認知障害をもつ高齢者が存在することになる。認知症は「身近な病気である」ことは疑う余地がない。糖尿病は成年期~高齢期を通して認知症のリスクである。糖尿病では、血管性認知症(vascular dementia:VD)と、アルツハイマー型認知症(AD)も多い。認知症が進行すると、糖尿病治療にも多くの問題点が生じるため、成年期から認知症予防を考えた治療を行うことが大切である。また認知症になっても、「自宅で長く穏やかに暮らす」ことを目標に、糖尿病の治療を計画すべきである。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
1/28~1/29 26 日本頭頸部外科学会総会ならびに学術講演会
内藤健晴
名古屋
名古屋国際会議場
1/29~1/30 26 日本心血管画像動態学会
中村正人
東京
東京コンベンションホール
1/29~1/30 32 臨床フリーラジカル会議
吉川敏一
亀岡
里山の休日 京都・烟河
1/29~1/31 27 日本臨床微生物学会総会・学術集会
長沢光章
仙台
仙台国際センター・新展示施設
1/30 16 関東ホルモンと癌研究会
田中廣壽
東京
東京大学医科学研究所附属病院内
1/30 51 日本運動障害研究会
前田哲也
東京
大日本住友製薬(株)東京本社
1/30 30 東日本手外科研究会
笹益雄
横浜
パシフィコ横浜会議センター5階
1/30~1/31 30 札幌冬季がんセミナー
平野聡
札幌
ロイトン札幌

Editor's eye

最近、夜にオフィスにいると、火の用心の拍子木が打ち鳴らされるカンカンという音が聞こえてきます。

火の用心という言葉は、戦国時代、長篠の戦の中で本多重次が妻にあてて書いた日本一短い手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」が初出のようです。

短いものにもいろいろな日本一がありますが、少し前に話題になったのが神奈川県のJR川崎駅付近にある日本一かつ世界一短いエスカレーターです。下りで、高低差83.4センチ、階段5段分で所要時間5秒とのこと。この先にも短いながら階段が続きます。

健康のためになるべく階段を上らなければと意識はしていますが、なかなか難しい今日この頃、このエスカレーターであれば迷わず階段を選択しそうですね。

編集部S
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