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投稿日時:2015/07/15(水)

M-Review Hightlight
新刊アイ

No.26 2015.07.15 発行:株式会社メディカルレビュー社

糖尿病と骨代謝の最前線/老年病の100の課題

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、臨床・基礎の両面から、糖尿病と骨代謝の領域の先生方にご執筆いただいた『ファーマナビゲーター 糖尿病と骨代謝編』と、老年病を症例に基づいて理解していただくことを目的に100の課題を集めた『かかりつけ医のための老年病100の解決法』のご紹介です。

目次
新刊案内『ファーマナビゲーター 糖尿病と骨代謝編』
対談 Recommendationを踏まえたSGLT2阻害薬の適正使用について
新刊案内『かかりつけ医のための老年病100の解決法』
日常医療を支える救急医療 地域包括ケアシステムにおける救急医療のあり方

新刊案内

『ファーマナビゲーター 糖尿病と骨代謝編』

発行日 : 2015年6月1日
編  集 : 松本俊夫(まつもと としお)
所  属 : 徳島大学藤井節郎記念医科学センター長/
徳島大学名誉教授
編  集 : 杉本利嗣(すぎもと としつぐ)
所  属 : 島根大学医学部内科学講座内科学第一教授
松本俊夫・杉本利嗣
ファーマナビゲーター 糖尿病と骨代謝編

ご略歴(松本先生)
1974年 東京大学医学部医学科卒業。1978年 米エール大学留学。1982年 東京大学医学部第4内科助手、1988年 同講師。1996年 徳島大学医学部内科学第一講座教授、2002年 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体情報内科学教授、2014年より現職。
専門は内分泌代謝学、骨カルシウム代謝学。

ご略歴(杉本先生)
1979年 慶應義塾大学医学部卒業。1986年 米国ワシントン大学(セントルイス)留学。2000年 神戸大学医学部第三内科助教授、2004年 島根大学医学部内科学講座内分泌代謝・血液腫瘍内科学教授、2006年より現職(名称変更)。
専門は内分泌代謝学、骨カルシウム代謝学。

本書発刊に際し、編集の先生方よりいただいたコメントです。

近年、糖尿病患者では、1型に加え2型においても骨折リスクが高まることが注目されており、骨質劣化を評価するマーカーの探索や骨構造指標に関する研究が急ピッチで進められている。また、治療の観点では、骨代謝改善薬は糖・エネルギー代謝に、糖尿病治療薬は骨代謝や骨折リスクに影響を及ぼす可能性もあり、臓器連関の観点からもこの領域の研究は脚光を浴びてきている。
本書では、近年の本領域の研究の進展を、第一線のエキスパートの先生方に解説いただいた。臨床上のQ&Aは、読者の理解をさらに深めるものと期待する。
糖尿病と骨代謝に関する最新情報を網羅した本書が、多くの臨床医、研究者、医療従事者、学生の役に立てれば幸いである。

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ピックアップ
対談 Recommendationを踏まえたSGLT2阻害薬の適正使用について

DIABETES UPDATE Vol.4 No.2, 4-10, 2015
稲垣暢也/植木浩二郎

日本人の2型糖尿病患者さんの主な病態として元来、インスリン分泌能が低いことが知られています。それに加えて、近年の食習慣の欧米化に伴い肥満傾向にあることが報告されていますが、これによるインスリン抵抗性の増大が2型糖尿病患者の増加に繋がっていると言えます。2014年4月から実臨床の場に登場したSGLT2阻害薬は“体重減少作用”を持つ薬剤として大きな期待を集めていますが、一方で承認申請時には予期されていなかった副作用が報告されています。あらゆる薬剤がそうであるように、SGLT2阻害薬はすべての患者さんが適応となるわけではなく、処方が好適とされる患者さんへの適正使用がより一層求められています。今回はこの点について、『SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation』の作成に携わった「SGLT2阻害薬の適正使用に関する委員会」のメンバーであるお二人の先生に話し合っていただきました。

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新刊案内

『かかりつけ医のための老年病100の解決法』

発行日 : 2015年6月20日
編  集 : 秋下雅弘(あきした まさひろ)
所  属 : 東京大学大学院医学系研究科
加齢医学(老年病学)教授/
東京大学高齢社会総合研究機構
副機構長(兼任教授)/
東京大学医学部附属病院副院長
秋下雅弘
かかりつけ医のための老年病100の解決法

ご略歴(秋下先生)
鳥取県生まれ。
1985年 東京大学医学部卒業、1994年 同老年病学教室助手、1996年6月 スタンフォード大学研究員、1996年9月~1998年12月 ハーバード大学ブリガム・アンド・ウイメンズ病院研究員、帰国後前職(東京大学助手)、2000年 杏林大学医学部高齢医学講師、2002年 同助教授、2004年 東京大学大学院医学系研究科加齢医学助教授(2007年職名変更により准教授)、2013年 同教授。
主な研究テーマ:老年病の性差、高齢者の薬物療法

本書に込めた想いを秋下先生にうかがいました。

――本書を企画された目的について教えてください。
老年病の領域はある程度研究が進み、ガイドラインも整備されつつあるとはいえ、まだまだエビデンスが乏しいというのが現状です。高齢者の診療では患者さんの個人差が大きいため、個々の病態に加えて生活機能やQOL、生活環境、意思、嗜好などを考慮した医療とケアを実践することが必要となります。そのような総合的臨床能力を高めるために、練習問題として症例を分析しつつその解説を読み、日々診療にあたる患者さんに応用する力を身に着けることが必要であると考え、この本を企画しました。

――本書の構成を教えてください。
第1章ではふらつき・転倒、サルコペニア・フレイル、認知症やうつなど老年症候群に関する質問、第2章では呼吸器疾患、高血圧・循環器疾患、糖尿病など高齢者の診察で注意すべき疾患についての質問、第3章では薬物療法から介護・福祉制度まで、高齢者診療で知っておくとよい老年医学の基本についての質問をまとめました。

――本書の読者の先生方にメッセージをお願いします。
本書は、老年病学を症例に基づいて理解していただくことを目的に100の課題を集めたものです。多様性こそが老年病学の真髄です。症例検討会に参加する気分で、あるいは気楽な読み物として楽しんでいただけたら幸いです。

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ピックアップ
日常医療を支える救急医療 地域包括ケアシステムにおける救急医療のあり方

Pharma Medica Vol.33 No.3, 13-17, 2015
栗原正紀 ほか

団塊の世代が75歳以上になる2025年、大量の要介護者(認知症を含む)が見込まれることから、その対策として地域包括ケアシステムの構築が進められている。"おおむね30分圏内で医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的かつ包括的に提供されることで、「どのような要介護状態であっても、住み慣れたところで、安心して住み続けることができる」ようにする"というものである。またこのシステムは「自助」、「互助」、「共助」、「公助」を地域の基本的要素として、「介護・リハビリテーション」、「医療・看護」、「保健・予防」、「福祉・生活支援」、「住まいと住まい方」という5つの構成分野から成り立つことが示され、これらの分野について、それぞれの地域特異性にあった形で、より具体的な施策として種々の変革を推進することが求められている。そこで本稿では地域包括ケア時代に想定される地域医療の姿、そしてそこで展開されるべき救急医療のあり方・課題について整理する。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
7/15~7/17 70 日本消化器外科学会総会
今野弘之
浜松
アクトシティ浜松 他
7/16~7/18 51 日本小児循環器学会総会・学術集会
佐地勉
東京
ホテル日航東京
7/17~7/19 12 日本うつ病学会総会
大野裕
東京
京王プラザホテル
15 日本認知療法学会
菊地俊暁
7/18 335 日本消化器病学会関東支部例会
玉野正也
東京
海運クラブ
7/21~7/22 36 日本炎症・再生医学会
坪田一男
東京
虎ノ門ヒルズフォーラム
7/23~7/25 33 日本骨代謝学会学術集会
高橋直之
東京
京王プラザホテル
7/24~7/25 21 日本血管内治療学会総会
古森公浩
名古屋
名古屋国際会議場
7/24~7/26 21 日本遺伝子治療学会学術集会
森下竜一
大阪
大阪国際会議場

Editor's eye

七夕に始まり、天の川、夏の大三角形、と、夏は天文の話題に事欠きません。
そうは言っても、そうそう鮮明な星空を観測できるはずもなく、プラネタリウムに足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。このプラネタリウム、日本人に浸透し始めたのは1958年頃で、最初の近代的なプラネタリウムは1923年にドイツで誕生したそうです。
「プラネット」は日本語で「惑星」と訳されます。ギリシャ語で“さまよう者”という意味があり、その名の通り位置をコロコロと変え昔の天文学者を惑わせていたことから、この名前が付いたようです。
最近はスマートフォンのアプリでも天球の様子が再現できるなど、星空はより身近になってきました。宇宙空間に出て、天体ショーが楽しめるのもすぐ先でしょうか。

編集部S
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