

No.84 2018.03.20 発行:株式会社メディカルレビュー社
職種横断的に透析療法を考える ~サンドイッチ片手にフランクに~
本日3月20日は国際幸福デー(国際ハピネスデー)です。2012年に国連が定め、2013年以降、毎年3月20日に世界各国の幸福度がランキング発表されてきました。
2018年は156カ国が参加し、1位フィンランド、2位ノルウェー、3位デンマークと北欧諸国が上位を占める結果となりました。日本は貧困率の増加や人間関係の希薄化などを理由に2017年は51位でしたが、今年はさらに順位を下げて先進7カ国中最下位の54位という結果でした。
誰もが願う幸せですが、幸せな人は幸せな人同士でつながっており、友人が幸せだと自分が幸せになる確率が25%上昇するという研究結果があります。また、幸福感は遺伝的要因から50%、環境的要因から10%、残り40%は自助努力で成り立っているそうです。
より幸せになるために、科学的なエビデンスに基づいた方法もあるそうですから、案外、幸せとは自分の努力で何とかコントロールできるものなのかもしれませんね。
今日が、皆様にとって幸せな一日となりますように。
さて、本号では「第27回お茶の水腎不全懇話会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。
- 「第27回お茶の水腎不全懇話会」2018年4月26日(木)
- 腎症の食事療法
第27回お茶の水腎不全懇話会
会 期 | : | 2018年4月26日(木) |
代表世話人 | : | 富野康日己 (医療法人社団松和会常務理事/順天堂大学名誉教授) |
会 場 | : | 損保会館(東京都) |

お茶の水腎不全懇話会は、2005年から春・秋年2回(計26回)開催してきました。保存期腎不全から腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)に至るまで、腎領域の幅広いテーマについて討論してきました。栄養療法や運動療法(透析中のストレッチなど)、糖尿病腎症や動脈硬化症でのフットケア、災害時の透析室の緊急対応なども含まれています。参加者は、透析療法に携わっている医師や看護師、臨床工学技士、栄養士、薬剤師、腎リハビリの一翼を担っているトレーナー、事務職員、医学生で、サンドイッチを食べながらフランクに討論しています。毎回、当番世話人が興味深いテーマを決め特別講演の講師を招聘するとともに、各職種の人たちに現状分析と今後の治療等について発表していただいています。学会にはないスタッフの本音を聞くことができ、職種横断的に透析療法を考えることができる懇話会であると思います。みなさんの参加をお待ちしています。
腎症の食事療法
Pharma Medica Vol.34 No.6, 31-35, 2016
北田宗弘
糖尿病性腎症(以下、腎症)に対する治療は、末期腎不全への進展ならびに心血管疾患発症の抑制を目指して、血糖・血圧・脂質管理を中心とした包括的治療を行うことが推奨されている。包括的治療は、生活習慣の改善(食事・運動療法)、薬物療法など多岐にわたるため、医師・看護師・管理栄養士を中心に構成される医療チームにより各職種が治療方針の計画と実施・患者教育について互いに共有・連携して行うことが、治療効果を発揮するうえで重要である。この包括的治療のなかで、食事療法は治療の基本であるが、腎症の病期に応じた食事療法を選択する必要がある。
M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。
会期 | 回 | 学会名/会長 | 主会場 |
---|---|---|---|
3/31 | 31 | 日本腹部造影エコー・ドプラ診断研究会 玉井秀幸 |
和歌山 ホテルアバローム紀の国 |
4/5~4/7 | 118 | 日本外科学会定期学術集会 國土典宏 |
東京 東京国際フォーラム 他 |
4/13~4/14 | 55 | 日本臨床分子医学会学術集会 島野仁 |
京都 みやこメッセ |
4/13~4/15 | 115 | 日本内科学会総会・講演会 河野修興 |
京都 京都市勧業館(みやこめっせ) 他 |
4/19~4/21 | 104 | 日本消化器病学会総会 小池和彦 |
東京 京王プラザホテル |
4/19~4/22 | 122 | 日本眼科学会総会 井上幸次 |
大阪 大阪国際会議場 他 |
4/19~4/22 | 106 | 日本泌尿器科学会総会 小川修 |
京都 国立京都国際会館 他 |
4/20~4/22 | 121 | 日本小児科学会学術集会 廣瀨伸一 |
福岡 福岡国際会議場 |
4/27~4/29 | 58 | 日本呼吸器学会学術講演会 平田一人 |
大阪 大阪国際会議場 他 |
4/29~4/30 | 20 | 日本在宅医学会 第20回記念大会 川越正平 |
東京 グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール |
M-Review学会カレンダーでは、さらに多くの学会・研究会の日程をご紹介しております。 |
今年もお花見の季節がやってきます。
2018年は平年より咲き始めが早く、四国や九州・東京など各地で開花し始めました。3月下旬から満開を迎える地域が増えていくそうです。
今年は、紀伊半島南部に「クマノザクラ」という桜が自生していることが確認されました。約100年ぶりの新種の発見です。鮮やかなピンク色で、今後は観賞用としての増殖が期待されているそうです。
地球に存在する動植物のうち、約9割の種がまだ発見・分類されていないといいます。いつか、お花見の代表格のソメイヨシノに代わる新種桜の発見が待っているかもしれませんね。

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