No.68 2017.01.13 発行:株式会社メディカルレビュー社
明日から役立つ歯科臨床/アレルギー疾患対策基本法を踏まえて
本年も「学会アイ」をよろしくお願い申し上げます。
本日1月13日は、国公立大学入試で初の共通一次試験が実施された日です。
1979年から1989年までの11年間、国公立大学の入学志望者を対象として実施された学力試験ですが、 1990年に「大学入学者選抜大学入試センター試験」に改称し、私立大学も試験成績を利用できるようになりました。 また、2006年には世界で初めてICプレイヤーを採用したリスニング試験が実施され話題となりました。
今号では「抗加齢歯科医学研究会 アンチエイジングセミナー」「「第17回食物アレルギー研究会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。
- 「抗加齢歯科医学研究会 アンチエイジングセミナー」2017年2月12日(日)
- 唾液のオミックス
- 「第17回食物アレルギー研究会」2017年2月19日(日)
- アレルギー機序による咳嗽-咳喘息とアトピー咳嗽
抗加齢歯科医学研究会 アンチエイジングセミナー
会 期 | : | 2017年2月12日(日) |
代 表 | : | 斎藤一郎 (日本抗加齢医学会副理事長) |
会 場 | : | 紀尾井フォーラム(東京都) |
対 象 | : | 歯科医師、医師、歯科衛生士、医療従事者、関連企業等 |
抗加齢歯科医学研究会は、日本抗加齢医学会の分科会として、歯科医師ならびに歯科衛生士をはじめとする歯科医療従事者で構成されており、口腔だけでなく全身やメンタル面等を視野に入れたアンチエイジングを歯科医療で実践し、その重要性を広く普及するために講習会・セミナーを開催しています。
今回の「アンチエイジングセミナー」では、抗加齢医学の基礎知識をはじめ、開業歯科医で日本で初めてアンチエイジング医療を導入されて10年の実際、歯科臨床の現場より注目される矯正治療と不正咬合の予防について、歯科医療で役立つストレス軽減法、TCH(歯列接触癖)是正法について など、多彩なプログラムを用意しています。
本セミナーは、日本抗加齢医学会認定単位取得対象となります。
プログラムや申込方法など、詳しくは「抗加齢歯科医学研究会」ホームページをご覧下さい。
準備の都合上、当日申込は受付いたしておりません。
【単位】日本抗加齢医学会(更新用/受験用):5単位
ドライマウス研究会(更新用):10単位
日本歯科医師会生涯認定研修に該当します。
詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.anti-aging-dental.com/
唾液のオミックス
Fluid Management Renaissance Vol.6 No.3, 60-65, 2016
杉本昌弘
唾液は唾液腺から分泌される体液であり、99%近くが水分であるが、さまざまな無機成分・有機成分を含みさまざまな機能を担っている。唾液は、主に3大唾液腺である顎下腺、耳下腺、舌下腺と小唾液腺から分泌され、健康な成人では1日に1.5~2L近くも分泌している。独特の物理化学的特徴をもち、健康維持のためのさまざまな機能をもっているが、加齢により唾液腺の形態学的な変化から唾液量は減少するだけでなく、健康状態や薬剤の使用によっても変化するため、適切な唾液の分泌は口腔内環境の恒常性の維持と全身の健康維持に重要な要素だと考えられている。
第17回食物アレルギー研究会
会 期 | : | 2017年2月19日(日) |
会 長 | : | 下条直樹 (千葉大学大学院医学研究院小児病態学 教授) |
会 場 | : | 昭和大学上條講堂(東京都) |
本研究会は、故飯倉洋治先生により始められ、その後海老澤元宏先生を中心とする国立病院機構相模原病院の皆さまが事務局として運営を支え、現在まで我が国の食物アレルギー診療の発展に大きな役割を果たしてきました。特に、医療従事者だけでなく、保育・教育・行政・患者団体などが全国から集まり、毎年活発な討議がされるところが本会の特徴と言えます。
今回の午前のプログラムでは、いよいよ動き出すアレルギー疾患対策基本法の施行に合わせて、各領域のエキスパートの方からより良いアレルギー診療を目ざしての提言をいただきます。午後のプログラムでは、2016年秋に発行された小児アレルギー学会の改訂版食物アレルギー診療ガイドラインを踏まえて、食物アレルギー診療の最新情報を共有したいと思います。一般演題も多く応募をいただいています。
食物アレルギーに関わる全ての方が一堂に集まり討議できる本会にぜひご参加ください。今回のお世話をさせていただくものとしてこれに勝る喜びはありません。
詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.foodallergy.jp/
アレルギー機序による咳嗽-咳喘息とアトピー咳嗽
喘息・アレルギー Vol.29 No.1, 48-54, 2016
藤村政樹
咳喘息とアトピー咳嗽は、慢性乾性咳嗽を呈する二大原因疾患である。両疾患とも好酸球性下気道疾患であり、アレルギーが関与する。咳喘息の基本病態は、生理学的には気管支平滑筋収縮による咳嗽反応の亢進、病理学的には中枢から末梢までの好酸球性気道炎症である。アトピー咳嗽の基本病態は、生理学的には気道表層に分布する咳受容体の感受性亢進であり、病理学的には中枢気道に限局した好酸球性気道炎症である。
M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。
会期 | 回 | 学会名/会長 | 主会場 |
---|---|---|---|
1/13~1/15 | 20 | 日本病態栄養学会年次学術集会 清野裕 |
京都 国立京都国際会館 |
1/14~1/15 | 19 | 日本成人先天性心疾患学会総会・学術集会 池田智明 |
津 ホテルグリーンパーク津 |
1/20 | 86 | 大腸癌研究会 菅井有 |
盛岡 アイーナ いわて県民情報交流センター |
1/20~1/21 | 27 | 日本心血管画像動態学会 佐久間肇 |
津 ホテルグリーンパーク津 他 |
1/21~1/22 | 38 | 日本エンドメトリオーシス学会学術講演会 竹下俊行 |
東京 東京コンベンションホール |
1/26~1/28 | 28 | 日本Pediatric Interventional Cardiology学会学術集会 賀藤均 |
東京 学術総合センター一橋記念講堂 |
M-Review学会カレンダーでは、さらに多くの学会・研究会の日程をご紹介しております。 |
2017年が幕を開けました。今年の干支は酉で、「とりこむ」というところから、商売では縁起のよい年だといわれています。
また「酉」には「果実が極限まで熟した状態」という意味もあり、学問や習い事などでは成果を期待できるそうです。
そして日々進歩する医療業界においては、熟しきることなく常に新たな発見があります。
今年も数多くの学会が開催されます。先生にとって、飛躍の年となりますようお祈り申し上げます。
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