« 学会アイ一覧へ戻る

投稿日時:2016/11/29(火)

M-Review Highlight
学会アイ

No.66 2016.11.29 発行:株式会社メディカルレビュー社

内視鏡外科手術研究の自我作古/肺癌にかかわるすべての人のために

本日11月29日は「ダンスの日」です。
1883年のこの日、「鹿鳴館」が開館したことにちなみ、日本ボールルームダンス連盟によって制定されました。
明治政府が国賓や海外の外交官を接待する社交場として完成させたものの、現在は既に取り壊され、千代田区の跡地には「鹿鳴館跡」のプレートが設置されているそうです。

本号では「第29回日本内視鏡外科学会総会」「第57回日本肺癌学会学術集会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

 

目次
「第29回日本内視鏡外科学会総会」2016年12月8日(木)~12月10日(土)
内視鏡外科手術の最新動向
「第57回日本肺癌学会学術集会」2016年12月19日(月)~12月21日(水)
高齢者の慢性呼吸不全

学会・研究会開催のお知らせ

第29回日本内視鏡外科学会総会

会 期 2016年12月8日(木)~12月10日(土)
テーマ 自我作古
当 番
世話人
渡邊昌彦
(北里大学医学部外科教授)
会 場 パシフィコ横浜会議センター 他(神奈川県)
渡邊昌彦
 

日本で内視鏡手術に関する学術集会は1991年に開かれた第1回内視鏡外科手術研究会として始まり、その後1995年に日本内視鏡外科学会となり、現在に至ります。消化器外科、婦人科、泌尿器科、整形外科、呼吸器外科、心臓外科領域等において種々の術式が考案され適応が拡大されてきました。現在では、会員数も12,000人を超え、毎年の演題応募数は3,000題と、参加者は6,000名を数えるまでに発展して参りました。
今回の総会のテーマは「自我作古」と致しました。
この言葉は「我より古(いにしえ)を作(な)す」と訓み、中国の『宋史』に見られる用語であります。これから自分がなさんとする事は前人未到の新しい分野であるけれども、予想される困難や試練に耐えて開拓に当たるという、勇気と使命感を示した言葉であります。
近年、内視鏡外科手術は一般的な手術手技として認知され、日常の臨床の場でも広く行われております。しかし、難易度の高い内視鏡外科手術は、依然、限られた施設のみで実施されているのが現状です。
今回の総会では、日本の内視鏡外科手術が世界最高レベルの内視鏡外科医療として発展を遂げ、多くの患者により良い医療が提供できる大きな可能性がもたらされるよう追求して参ります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www2.convention.co.jp/jses29/

ピックアップ
内視鏡外科手術の最新動向

Pharma Medica Vol.34 No.3, 9-12, 2016
岩下幸雄 ほか

内視鏡外科手術は、わが国においては1990年に導入され、その後目覚ましい発展を遂げた。一般的に、内視鏡外科手術は、そのカウンターパートである開腹術や開胸術などと比較して、術後疼痛、術後在院日数、出血量などにおいて優れているとのデータが示されてきた。さらに、患者が実際に目でみて評価することのできる整容性(体表、体壁の破壊)の面においてもその有用性は大きく、社会のニーズも内視鏡外科手術の発展に寄与している。しかし一方で、急速な技術の拡散と革新的な機器開発は、十分な安全性の検証がなされずに進んでいく危険性を孕んでいる。そこで本稿では、日本内視鏡外科学会アンケート調査をもとにわが国における内視鏡外科手術の最新動向を示し、デバイス開発、内視鏡外科適応拡大などにおける解決すべき問題点とそれに対する取り組みについて提示する。

記事を読む

学会・研究会開催のお知らせ

第57回日本肺癌学会学術集会

会 期 2016年12月19日(月)~12月21日(水)
テーマ Innovation for the Next Stage
~肺癌にかかわるすべての人のために~
会 長 中西洋一
(九州大学胸部疾患研究施設教授)
会 場 福岡国際会議場 他(福岡県)
中西洋一
第57回日本肺癌学会学術集会

このたび、第57回日本肺癌学会学術集会を、2016年12月19日(月)~21日(水)の3日間、福岡市の福岡国際会議場、福岡サンパレス、福岡国際センターを会場として開催する運びとなりました。本学術集会のテーマは、「Innovation for the Next Stage ~肺癌にかかわるすべての人のために~」といたしました。
本年最も注目されている免疫療法については、免疫学の基礎を学ぶことから、阻害剤の使いどころや副作用対策などの臨床的課題について討論していただくシンポジウムを3日目に午前、午後通して行います。チーム医療セッションでは、全職種・患者参加企画とした緩和ケアのシンポジウムをはじめ、医師、薬剤師、看護師が一つのチームとなり事例を通してディスカッションするセッションなどを設けています。海外からはDavid Carbone先生、Tony Mok先生、Martin Reck先生といった20名を超える著名な研究者をお招きし、招請講演やシンポジウムの中でご講演いただきます。
本学術集会では過去最高の1,560題の公募演題をいただき感謝申し上げます。例年同様に2演題のプレナリーセッションを設け、海外で発表された重要な研究についてはアンコールセッションを設けました。1,200題を超えるポスターの中から優れた研究発表を示した若手研究者に、その発展を奨励するために優秀ポスター賞を授与いたします。日ごとに行うポスターディスカッションにもぜひご参加いただきたいと思います。

12月の福岡、博多の地にて最新の研究発表や活発な討論を通して肺癌研究の促進に役立てていただきながら、福岡の冬の味覚を楽しんでいただきたいと思います。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げています。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://conference.haigan.gr.jp/57/

ピックアップ
高齢者の慢性呼吸不全

THE LUNG perspectives Vol.24 No.3, 46-49, 2016
茂木孝

加齢に伴う生理的な呼吸システムの劣化は呼吸不全の発生を加速する可能性がある。わが国では慢性呼吸不全の原因疾患として慢性閉塞性肺疾患(COPD)が最多と考えられるが、近年、肺がん、間質性肺炎なども増加している。治療面では一定条件下の酸素療法が慢性呼吸不全の生命予後を改善するが、高齢者においても同様であるとのエビデンスはまだない。呼吸不全では侵襲的人工換気以外に非侵襲的換気療法もよく実施されるが、その治療成績は入院日数、死亡率などにおいて後者が優れているとの報告もある。急性増悪時に高齢ほど侵襲的人工換気などの積極的治療が回避される傾向はあるが、だからといって高齢者の死亡率が一様に高い訳ではない。さらに非腫瘍性肺疾患のターミナルは腫瘍性肺疾患に比べ予後予測が困難であり、高齢者における治療選択・緩和ケアの導入を困難なものとしている。高齢呼吸不全の診療には日本人の感覚にあった対策が必要である。

記事を読む

学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
11/30~12/1 29 日本外科感染症学会学術集会
福島亮治
東京
京王プラザホテル
12/5~12/7 45 日本免疫学会学術集会
坂口志文
宜野湾
沖縄コンベンションセンター 他
12/10 118 日本結核病学会近畿支部学会
陳和夫
京都
メルパルク京都
12/10 7 腎不全研究会
深川雅史
東京
全社協・灘尾ホール
12/10~12/11 30 日本冠疾患学会学術集会
吉野秀朗/磯村正
東京
杏林大学井の頭キャンパス
12/23 56 日本呼吸器学会中国・四国地方会
佐藤利雄
岡山
岡山コンベンションセンター

Editor's eye

博多美人、博多織など福岡で生まれたものには「博多」がつくことが多いのはなぜかご存知でしょうか。
これは1601年、博多が地名として使われていた頃、黒田官兵衛の息子である黒田長政が城を築いた際、父方の故郷である備前福岡(現在の岡山県)の名前を持ち込んだことに由来します。以降、那珂川を挟んで、東は博多、西は福岡に分かれ、博多は商人の町として、福岡は武士の町として発展を遂げました。
なお明治時代に一度、「市制及び町村制」の公布により博多の地名は行政から消失してしまいましたが、1972年には福岡市博多区として復活し、現在に至っています。

地名にはその土地に住む人々の深い歴史が残っています。出身地の由来を調べてみると意外な真実が見つかるかもしれませんね。

編集部I
  • このメールは「学会アイ」に登録されているM-Square会員の方にお送りしています。
  • このメールは送信専用メールアドレスから配信しています。このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
  • 「学会アイ」配信先の変更は、メールアドレス変更フォームからお願いします。
  • 内容・記事に対するお問い合わせは、お問い合わせフォームからご連絡ください。
  • メールマガジン配信・停止の設定は、こちらより行ってください。
Copyright(c) 2012-2016 Medical Review Co., Ltd. All Rights Reserved.