« 学会アイ一覧へ戻る

投稿日時:2016/05/16(月)

M-Review Highlight
学会アイ

No.56 2016.05.16 発行:株式会社メディカルレビュー社

血流と動脈硬化、医工連携の経典へ/北から世界へ!日本の疼痛研究

本日、5月16日は旅の日です。
松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅へ立った日にちなみ、1988年に日本旅のペンクラブによって制定されました。松尾芭蕉は元禄2年に隅田川のほとりにあった芭蕉庵を引き払い、全行程約600里(2400キロメートル)を、約150日をかけて巡ったそうです。

今号では、「第39回日本バイオレオロジー学会年会」「第38回日本疼痛学会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第39回日本バイオレオロジー学会年会」2016年6月18日(土)~6月19日(日)
心エコーによる体うっ血の評価
「第38回日本疼痛学会」2016年6月24日(金)~6月25日(土)
座談会 慢性痛に対する認知行動療法(CBT)

学会・研究会開催のお知らせ

第39回日本バイオレオロジー学会年会

会 期 2016年6月18日(土)~6月19日(日)
テーマ 血流と動脈硬化、血栓性イベントの関連に関する
医工連携に基づくバイオレオロジー
会 長 後藤信哉
(東海大学医学部内科学系循環器内科学教授)
会 場 東海大学校友会館(東京都)
後藤信哉
第39回日本バイオレオロジー学会年会

バイオレオロジー(biorheology)は、生体および生体を構成する物質の流動と変形の科学です。日本バイオレオロジー学会は、バイオメカニクスや医用工学の研究分野とも関連する協会領域にわたっており、臨床医学の先端で活躍されている研究者と理工学分野の研究者が連携して学術活動を行っています。
バイオレオロジー学会には、血流とレオロジーを扱う多くの研究者が集まります。研究者は理学、工学、生物学、医学などのバックグラウンドを持っていますが、それらの枠を超えた学際的議論の場を提供します。
第39回日本バイオレオロジー学会年会では「血流と動脈硬化、血栓性イベントの関連に関する医工連携に基づくバイオレオロジー」をテーマに取り上げます。本格的な医工連携の経典を目指しています。多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

参加費:会員5,000円/非会員15,000円/学生3,000円
セッション:OS1 血管内治療
       OS2 循環器系ダイナミクスと疾患 他

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://biorheology.med.u-tokai.ac.jp/

ピックアップ
心エコーによる体うっ血の評価

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.1, 25-29, 2016
和田靖明

“体うっ血”は、循環血液量の増加や中心静脈圧の上昇に伴って体循環静脈系で血液がうっ滞している病態を意味する。体うっ血を評価するということは、すなわち循環血液量の増加や中心静脈圧の上昇を評価することである。これらを非侵襲的かつ簡便に評価できるものとして、循環器内科医の頭にまず浮かぶのは「下大静脈の径および呼吸性変動の計測」や「肝静脈血流速波形の評価」であろう。心エコーを施行する際にこれらの指標を観察することにより、①静脈灌流量(血管内ボリューム)、②中心静脈圧(平均右房圧)、③右心系負荷疾患に関する情報が得られる。ただし、それらの評価に際してはさまざまな影響因子による超音波診断の限界を理解したうえで身体所見その他の指標を勘案した慎重な総合的評価が要求される。

記事を読む

学会・研究会開催のお知らせ

第38回日本疼痛学会

会 期 2016年6月24日(金)~6月25日(土)
テーマ 北から世界へ!日本の疼痛研究の発信
JASP prior to IASP 2016 Japan
会 長 山下敏彦
(札幌医科大学医学部整形外科学講座教授)
会 場 北海道立道民活動センターかでる2・7(北海道)
 
 

2016年6月24日~25日に札幌市において、第38回日本疼痛学会学術集会を開催させていただきます。疼痛研究・診療に携わる全国の先生方を、初夏の札幌にお迎えできますことを大変光栄に存じます。 2016年9月には、横浜市において国際疼痛学会(IAPS)の世界大会が開催されます。本学会のテーマを、「北から世界へ!日本の疼痛研究の発信 JASP prior to IASP 2016 Japan 」とさせていただきました。IASPの前哨戦として、わが国の疼痛研究の今を再確認するとともに、その成果を世界に向けて発信する学術集会としたいという思いを込めました。
近年、腰痛、関節痛など運動器の慢性痛を有する国民が非常に多いことが指摘されています。国民のQOL向上や健康寿命の延伸において運動器の健康維持がきわめて重要であるとの社会的認識が高まっています。本学術集会では、骨粗鬆症、関節リウマチ、筋性疼痛など運動器に関連する痛みについてのセッションを積極的にプログラムに取り入れました。この他、従来からの、疼痛の分子メカニズムや脳機能などに関する先端的研究についても討論を深めていきたいと考えます。
札幌の6月は、1年で最も爽やかなベストシーズンです。北海道の澄んだ空気とおおらかな雰囲気の中で、大いに学び、議論をかわし、そして雄大な自然や豊かで新鮮な食材を満喫していただければ幸いです。 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

事前登録期間:5月20日(金)まで(予定)
参加費(一般):事前7,000円/当日10,000円
参加費(学生):事前2,000円/当日4,000円

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.c-linkage.co.jp/jasp2016/

ピックアップ
座談会 慢性痛に対する認知行動療法(CBT)

Practice of Pain Management Vol.6 No.4, 4-11, 2015
大野裕/北原雅樹/堀越勝/柴田政彦

海外では慢性痛の治療においてサイコロジストが活躍し、認知行動療法(cognitive behavioral therapy;CBT)が盛んに行われています。わが国でもようやく、手術や薬物療法だけではとりきれない痛みに対して心理社会的な観点からのアプローチが重要であるとの認識が広がってきましたが、これまでの医療において心と身体を分けて扱ってきた歴史があり、CBTは慢性疼痛治療への効果を期待されつつも普及するまでには至っていません。そこで、私は、米国ワシントン大学の集学的痛みセンター留学時にCBTに触れた北原雅樹先生と2年前に国立精神・神経医療研究センター(NCNP)を訪ねて協力を要請し、2014年度から共同研究として日本医療研究開発機構(AMED)研究「慢性痛に対する認知行動療法の普及と効果解明に関する研究」を開始し、疼痛領域におけるCBTの普及と効果解明に取り組んでいるところです。

記事を読む

学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
5/19~5/21 59 日本糖尿病学会年次学術集会
稲垣暢也
京都
国立京都国際会館 他
5/20 10 糖化ストレス研究会
米井嘉一
東京
東京ビッグサイト
5/21 7 日本ニューロリハビリテーション学会学術集会
宮井一郎
神戸
神戸国際会議場
5/21 70 手術手技研究会
渡邊昌彦
東京
東京コンファレンスセンター・品川
5/24~5/26 53 日本小児外科学会学術集会
田口智章
福岡
ヒルトン福岡シーホーク
24 アジア小児外科学会(APPS2016)
山高篤行
5/25~5/27 44 日本血管外科学会学術総会
佐藤紀
東京
ホテル グランパシフィック LE DAIBA
5/26~5/28 45 日本IVR学会総会
石口恒男
名古屋
ウェスティンナゴヤキャッスル
5/27~5/29 12 Asian Federation of Societies for Ultrasound in Medicine and Biology (AFSUMB2016)
工藤正俊
京都
国立京都国際会館 他
5/30~6/1 20 日本がん分子標的治療学会学術集会
三森功士
別府
B-Con Plaza 別府国際コンベンションセンター

Editor's eye

6月から道南ではスルメイカ漁が解禁になります。スルメイカとは真イカのことで、世界の漁獲量の筆頭は日本であり、最大消費国、最大輸出国も日本なのだとか。古代から朝廷への貢ぎ物としてスルメが奉じられており、今日でも縁起の良い品であることに変わりはなく、祭儀にあたって用いられることが多いそうです。

しかし煮てよし、焼いてよし、生でよし、さらに干物にしてと食べ方の多いスルメイカですが、100gあたりおよそ187mgのプリン体を含有しています。300mg超えの鮟肝や白子ほどではありませんが、美味しいからといって食べ過ぎには注意が必要ですね。

編集部I
  • このメールは「学会アイ」に登録されているM-Square会員の方にお送りしています。
  • このメールは送信専用メールアドレスから配信しています。このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
  • 「学会アイ」配信先の変更は、メールアドレス変更フォームからお願いします。
  • 内容・記事に対するお問い合わせは、お問い合わせフォームからご連絡ください。
  • メールマガジン配信・停止の設定は、こちらより行ってください。
Copyright(c) 2012-2016 Medical Review Co., Ltd. All Rights Reserved.