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投稿日時:2015/07/07(火)

M-Review Highlight
学会アイ

No.43 2015.07.07 発行:株式会社メディカルレビュー社

医学、医療、社会のコラボレーション

本日7月7日は「七夕」です。この「七夕」は、中国と日本で行われていた伝統的な風習の数々が重なり、それが一つになって江戸時代の頃に今のかたちになったそうです。
 

さて、今号では、「第13回日本臨床腫瘍学会学術集会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

 

目次
「第13回日本臨床腫瘍学会学術集会」2015年7月16日(木)~7月18日(土)
新規分子標的薬剤・支持療法の外来導入 ペメトレキセド
Question 血中微量癌細胞の検出と意義について教えてください
大腸癌化学療法の現状と新たな展開 新規抗悪性腫瘍薬(TAS-102)

学会・研究会開催のお知らせ

第13回日本臨床腫瘍学会学術集会

会 期 2015年7月16日(木)~7月18日(土)
テーマ 難治がんへの挑戦
~医学、医療、社会のコラボレーション~
会 長 秋田弘俊
(北海道大学大学院医学研究科
 腫瘍内科学分野教授)
会 場 ロイトン札幌 他(北海道)
秋田弘俊
第13回日本臨床腫瘍学会学術集会

第13回日本臨床腫瘍学会学術集会を2015年7月16日(木)~18日(土)の3日間、札幌市で開催します。今回の学術集会では、テーマは「難治がんへの挑戦 ~医学、医療、社会のコラボレーション~」です。難治がんの克服には、基礎医学シーズからの橋渡し研究、新薬開発、臨床試験、実地診療、多職種連携、患者・サバイバーサポート、行政を含む社会全体の取り組み・支援にわたる、幅広い連携が重要と考え、テーマとした次第です。
このテーマに即して、海外・国内のがん関連学会との合同シンポジウム、インターナショナルセッション、シンポジウム、ワークショップ、教育講演などのプログラムを企画しています。また、本学会の専門医、がん薬物療法専門医1000人到達記念企画もあります。
本学会ではアジアに軸足を置いた国際化を進めております。今回の学術集会でも、ASCO会長、ESMO会長を含むトップクラス海外研究者を招聘して、最新の研究動向を講演していただくとともに、海外に向けて演題募集を行い、インターナショナルセッションで海外研究者と交流する機会を設けます。また米国(ASCO)、欧州(ESMO)、中国(CSCO)、韓国(KACO)、シンガポール(SSO)、豪州(MOGA)のがん関連学会と合同シンポジウムを開催して、学術集会の国際化をより一層、推進します。
第13回学術集会に多くの方々にご参集いただき、がん克服をめざして、活発に研究発表、討論、情報交換していただくことを願っています。2015年7月、さわやかな夏の札幌に皆様をお迎えすることを事務局一同、心よりお待ち申し上げています。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.congre.co.jp/jsmo2015/index.html

 

ピックアップ
新規分子標的薬剤・支持療法の外来導入 ペメトレキセド

Pharma Medica Vol.28 No.6, 17-21, 2010
山根由紀 ほか

ペメトレキセドは、複数の葉酸代謝酵素を同時に阻害することにより抗腫瘍効果を発揮する代謝拮抗薬です。米国ではすでに広く用いられており、2009年7月には非小細胞肺癌に対する維持療法としても承認されています。
わが国では2007年1月に悪性胸膜中皮腫に対して承認され、2009年5月に非小細胞肺癌にも適応が拡大されました。悪性胸膜中皮腫および非小細胞肺癌の初回治療では、通常シスプラチンとの併用で用いられるため、入院で用いられることが多いですが、非小細胞肺癌の二次治療、維持療法では単剤で用いられ、毒性も比較的軽度で投与時間も短いので、外来で用いられることが多くあります。

 

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ピックアップ
Question 血中微量癌細胞の検出と意義について教えてください

Surgery Frontier Vol.17 No.3, 98-101, 2010
畠清彦

白血病では血中に悪性細胞が存在するのは当たり前である一方、固形癌ではかつてはまれなこととされており、筆者の恩師も神経芽細胞腫細胞が血中に出現したことを、1954年当時、写真ではなくスケッチで報告しています。
その後に神経芽細胞腫、横紋筋肉腫、さらに1991年には、PCRによって肺癌やメラノーマが存在することが証明されました。また、cytokeratin-19 mRNAの存在も、血中に微量の癌細胞が存在することを示すことでもありました。
癌細胞の特異的遺伝子異常のある例では、これによって存在が確認され、2000年には血中大腸癌細胞により、p53の異常の有無が検出可能となりました。

 

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ピックアップ
大腸癌化学療法の現状と新たな展開 新規抗悪性腫瘍薬(TAS-102)

大腸がんperspective Vol.2 No.2, 38-42, 2015
久保木恭利

TAS-102は、トリフルオロチミジン(FTD)とその分解を阻害するチミジンホスホリラーゼ阻害薬(TPI)を1対0.5の比率で配合した経口の新規ヌクレオシド系抗悪性腫瘍剤である。
FTDはTAS-102の活性成分であり、DNAへ直接取り込まれDNAの機能障害を引き起こす。日本で実施されたTAS-102の第Ⅱ相臨床試験では、標準治療不応もしくは不耐の転移性大腸癌において全生存期間が延長することが示され、日本において世界で初めて、2014年3月24日承認され、5月26日販売となっている。第Ⅱ相臨床試験の良好な結果を受け、国際共同第Ⅲ相臨床試験(RECOURSE試験)が計画され、日米欧の13ヵ国で実施された。
結果、全生存期間中央値はTAS-102投与群で7.1ヵ月、プラセボ投与群では5.3ヵ月と、TAS-102による、全生存期間の延長が第Ⅲ相試験においても再現されることとなり、無増悪生存期間も第Ⅱ相試験同様延長を示した。毒性も好中球減少をはじめとした血液毒性が主であり、きわめて良好な忍容性を示した。
現在米国食品医薬品局(FDA)によって優先審査の指定を受け、もう間もなく、TAS-102は大腸癌化学療法におけるglobal standardとなる。

 

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
7/9~7/10 48 日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会
山本哲司
高松
かがわ国際会議場 他
7/9~7/10 47 日本動脈硬化学会総会・学術集会
佐藤靖史
仙台
仙台国際センター
7/16~7/18 51 日本小児循環器学会総会・学術集会
佐地勉
東京
ホテル日航東京
7/17~7/19 12 日本うつ病学会総会
大野裕
東京
京王プラザホテル
7/21~7/22 36 日本炎症・再生医学会
坪田一男
東京
虎ノ門ヒルズフォーラム
7/23~7/25 33 日本骨代謝学会学術集会
高橋直之
東京
京王プラザホテル
7/24~7/26 21 日本遺伝子治療学会学術集会
森下竜一
大阪
大阪国際会議場
7/30~8/1 24 日本心血管インターベンション治療学会学術集会(CVIT2015)
上野高史
福岡
福岡ヤフオク!ドーム 他

Editor's eye

「フルーツまたたび」をご存じでしょうか?
キウイフルーツと同じ落葉つる性植物で、本来網走の名産であるまたたびですが、近ごろでは札幌に出店されているものも多くなってきました。中には「またたびフローズン・カクテル」なるものもあるのだとか。
このまたたびの語源はアイヌ語からという説のほかに、「食してまた旅が出来るようになった」という説もあり、滋養強壮や疲労回復に効果のある漢方薬としても親しまれていたようです。

猫のお気に入りであるだけでなく、旅のお供にももってこいの一品なのかもしれませんね。

編集部I
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