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投稿日時:2014/11/10(月)

Vol.79

M-Review hightlight
学会アイ

No.30 2014.11.10 発行:株式会社メディカルレビュー社

糖鎖はDNA、蛋白質につぐ第3の鎖/骨密度の重要性とは?

おはようございます。
今号も近日中に開催予定の研究会・シンポジウム主催の先生に、見どころや魅力をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

<お知らせ>
M-Reviewの新コーナー「NEXT DOOR」では、開発中の新薬や話題の疾患について各分野のエキスパートにご意見を伺う「Pharma Medica」のインタビューシリーズより、最新記事を掲載していきます。
11月号では、「脂質管理の新しい潮流」をテーマに、新しい脂質異常症治療薬の可能性についてお話を伺いました。
・「脂質管理のさらなる改善に向けた課題と展望
 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学講座総合地域医療学寄附講座 教授  山下静也先生
・「本邦の糖尿病合併患者における脂質管理の展望
 昭和大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科学部門 主任教授  平野勉先生

目次
「第12回糖鎖科学コンソーシアムシンポジウム」12月4日(木)~5日(金)
Fut8とCOPD
「第15回東京骨・カルシウム・ホルモン代謝研究会」12月13日(土)
亜鉛イオンによる新しい骨代謝制御機序:“亜鉛シグナル機軸”

学会・研究会開催のお知らせ

第12回糖鎖科学コンソーシアムシンポジウム

会 期 2014年12月4日(木)~5日(金)
テーマ 糖鎖創薬をめざして―感染・炎症・免疫と糖鎖科学―
世話人代表 鍔田武志(東京医科歯科大学大学院疾患生命科学研究部免疫学研究室教授)
会 場 東京医科歯科大学鈴木章夫記念講堂(東京都)

日本糖鎖科学コンソーシアムは、2003年設立以来、わが国の科学研究費により遂行されている糖鎖工学や糖鎖生物学分野の研究プロジェクトを糾合し、学術情報の交換や研究データ、リソース、研究設備などの共有を促進させ、有益な連携を深め、糖鎖科学の啓発と進展を図る目的でシンポジウムを開催して参りました。
本年は「糖鎖創薬を目指して」を統一テーマとして、厚生労働省傘下の2つの研究プロジェクト「新規アジュバントの開発」および「COPDの診断、治療」の研究の背景や成果を中心に講演を行います。
本会議では、上記プロジェクトの課題解決において、糖鎖科学の果たす役割を考察し、糖鎖創薬に向けての諸問題が議論される予定です。
詳細は、JCGGのホームページ(http://www.jcgg.jp/)をご参照下さい。

ピックアップ
Fut8とCOPD

THE LUNG perspectives Vol.19 No.2, 80-83, 2011
高叢笑 ほか

慢性閉塞性肺疾患(COPD)はわが国では、死因の第9位です。COPDは、主にタバコ煙などの有害物質を長期に吸入曝露することで生じる肺の炎症性疾患であり、気流閉塞を示します。
COPD患者では、タバコ煙などの有害物質による気道や肺の炎症反応が増強しています。この炎症反応の増強は、プロテアーゼ・アンチプロテアーゼ不均衡やオキシダント・アンチオキシダント不均衡をもたらし、気道や肺を傷害します。そのなかで、特定の糖鎖修飾の消失、あるいはレベルの低下がCOPDの発症に影響を及ぼすことが、α1,6 フコース転移酵素(FUT8)の遺伝子欠損マウスの研究から明らかになりました。本稿では、Fut8欠損マウスを中心にその研究から得られた知見が紹介されています。

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学会・研究会開催のお知らせ

第15回東京骨・カルシウム・ホルモン代謝研究会

会 期 2014年12月13日(土)
代表世話人 太田博明
(国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授/
山王メディカルセンター・女性医療センター長)
会 場 アルカディア市ヶ谷(東京都)
太田博明

東京骨・カルシウム・ホルモン代謝研究会は、皆様のご支援をいただき、お陰様で第15回目の開催を迎えました。本研究会は、骨・カルシウム・ホルモン代謝に関する基礎および臨床研究成果の発表を通じて医療の発展に寄与することを目的に設立され、毎年12月に講演会を定期的に開催しております。
カルシトニンと活性型ビタミンDに専ら頼っていた時代から隔世の感がある程、各種作用機序を有する多数の薬剤がわが国でも使用可能となって参りました。そのため、ややもすればどのような病態でどのような薬剤を使用すべきか、適正使用に苦慮することも少なくないと思います。そこで教育講演では、慶應義塾大学病院スポーツ医学総合センター講師の岩本潤先生に「骨粗鬆症の病態と薬剤選択」というタイトルでご講演いただくこととなりました。岩本先生は整形外科医であり、豊富な臨床経験と幅広い基礎的知識にもとづいた、骨粗鬆症診療に役立つお話がいただけるかと思います。
また、昨今の治療薬剤は従来の薬剤とくらべますと、格段に骨密度増加効果に優れ、骨密度に関しては正常域にも到達する可能性が出てきました。またPTE(proportion treatment effect)という解析法により、骨折防止効果が骨密度変化によって説明される割合も把握できるようになり、骨密度増加の重要性が従来にも増して、高まっています。そこで日本骨粗鬆症学会副理事長で成人病診療研究所所長の白木正孝先生に「骨粗鬆症の長期治療戦略:治療のゴールとターゲット」というタイトルでご講演をお願いいたしました。わが国の臨床研究を長年にわたり牽引されてきた白木先生から、いま、トレンドなT2T(Treat to Target)に関し、どのようなお話がお聞きできるか、私自身も大変楽しみにしています。
皆様のご参加をお待ちしております。

※日本整形外科学会専門医資格継続単位(1単位)が習得可能です。
http://tokyokotsukahotaisya.kenkyuukai.jp/special/?id=13662

ピックアップ
亜鉛イオンによる新しい骨代謝制御機序:“亜鉛シグナル機軸”

THE BONE Vol.26 No.2, 101-112, 2012
深田俊幸 ほか

亜鉛は生命活動に必要とされる必須微量元素の一つであり、成人は約2gの亜鉛を有しています。約半世紀前に発見された「亜鉛欠乏症」がきっかけとなり、ヒトの健康と疾患における亜鉛の多様な関係が示されてきました。
細胞における亜鉛イオンの恒常性は亜鉛トランスポーターが維持しており、最近の亜鉛トランスポーター研究によって哺乳類の初期発生、全身成長、骨格形成、生体防御機能などにおける亜鉛恒常性の意義が分子レベルで明らかになりつつあります。
本総説では骨軟骨代謝を制御する亜鉛イオンの役割に焦点をあて、「亜鉛トランスポーターが輸送する亜鉛イオンは選択的に細胞機能を制御する」という新しい概念“亜鉛シグナル機軸”について議論されています。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
11/13~11/14 34 日本精神科診断学会
上野修一
松山
大和屋本店
11/14~11/15 42 日本頭痛学会総会
鈴木倫保
下関
海峡メッセ下関
11/14~11/16 55 日本肺癌学会学術集会
中川和彦
京都
国立京都国際会館
11/15 19 国際個別化医療学会学術集会
澤登雅一
東京
御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
11/15~11/16 22 日本腰痛学会
高橋和久
千葉
幕張メッセ国際会議場
11/16~11/17 62 日本職業・災害医学会学術大会
林紀夫
神戸
神戸国際会議場
11/16~11/19 - 米国糖鎖生物学会(SFG)
谷口直之
米国
Hilton Hawaiian Village
11/19~11/21 44 日本臨床神経生理学会学術大会
飛松省三
福岡
福岡国際会議場
51 日本臨床神経生理学会技術講習会
飛松省三
11/20 7 抗加齢ウィメンズヘルス研究会
太田博明
東京
東京ステーションコンファレンス
11/20~11/22 44 日本臨床精神神経薬理学会
尾崎紀夫
名古屋
名古屋国際会議場
24 日本神経精神薬理学会
岩田仲生
11/20~11/22 76 日本臨床外科学会総会
竹之下誠一
郡山
ビッグパレットふくしま 他
11/21~11/22 26 日本脳循環代謝学会総会
阿部康二
岡山
岡山コンベンションセンター
11/21~11/22 18 日本心血管内分泌代謝学会学術総会
梅村敏
横浜
横浜市開港記念会館
11/22 45 日本消化吸収学会総会
坂本長逸
東京
京王プラザホテル
11/22~11/23 71 日本循環器心身医学会総会
筒井裕之
札幌
北海道大学学術交流会館
11/22~11/24 9 医療の質・安全学会学術集会
髙久史麿
千葉
幕張メッセ国際会議場

Editor's eye

今回ご紹介したシンポジウム・研究会は、どちらもJR中央線沿いの開催ですね。
中央線の線路と平行しているのが、かつての江戸城外濠と、それに続く神田川です。

JR市ケ谷駅そばの市ケ谷濠は、国指定史跡の外濠公園の一部であり、桜の名所としても知られています。JR御茶ノ水駅横の神田川は、掘削した仙台藩伊達家にちなみ、仙台濠や伊達濠と呼ばれているそうです。
どちらも緑が多く、シンポジウム・研究会開催のころには、ちょうど紅葉が見ごろになると思います。

編集部I
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