特集 糖尿病性腎臓病(DKD)Basic & Clinical
up-to-date 2020 ~進化するDKD治療~
新規DKD治療薬としてのASK1阻害薬(selonsertib)への期待
足立恵理/村越真紀/合田朋仁/鈴木祐介
Pharma Medica Vol.38 No.9, 63-67, 2020
糖尿病性腎臓病(diabetic kidney diseases:DKD)は,わが国において末期腎不全に至る割合が最も多い原疾患である。DKDの発症・進展に...
特集 老化と炎症
吉田大祐/井藤喬夫/井垣達吏
アンチ・エイジング医学 Vol.15 No.3, 24-29, 2019
細胞老化は細胞周期が不可逆的に停止する現象であり,Hayflickによるマウス線維芽細胞の長期培養実験によって見出された1)
特集 胆汁酸とアンチエイジング
田中直樹/藤森尚之/木村岳史/髙橋昌悟/Frank J. Gonzalez
アンチ・エイジング医学 Vol.15 No.2, 30-35, 2019
核内受容体は,遺伝子の転写活性を制御している転写因子である。ヒトでは48種類報告されており,7つのサブグループ(NR0~6)に分け...
特集 細胞老化update
井藤喬夫/井垣達吏
アンチ・エイジング医学 Vol.13 No.4, 43-48, 2017
細胞老化は,がんの進行に対して抑制的にも促進的にも働くと考えられている。我々は,ショウジョウバエを用いて腫瘍の悪性化メカニズ...
特集 呼吸器疾患とオートファジー
Apoptosis, necrosis and autophagic cell death
清水重臣
THE LUNG perspectives Vol.23 No.2, 56-59, 2015
「Summary」自己構成成分を分解するシステムであるオートファジーは,多くの場合は生に貢献するために機能している。しかしながら,...
日本肝がん分子標的治療研究会
萩原智/櫻井俊治/上嶋一臣/永井知行/西田直生志/工藤正俊
The Liver Cancer Journal Vol.5 No.2, 58-59, 2013
「背景」JNK活性は肝発癌において重要な役割を担っていると報告されてる1)2). またわれわれはヒト肝細胞癌において, JNK活性が肝癌根...
Visual View 目で見るメカニズム
飯田真介/李政樹
Trends in Hematological Malignancies Vol.5 No.1, 8-11, 2013
「骨髄腫細胞に対するボルテゾミブの作用機序」プロテアソーム阻害薬であるボルテゾミブは, 蛋白分解酵素を有するサブユニットの中で...
機能的ゲノム解析から分子診断・分子標的治療へ
櫻井俊治/工藤正俊
The Liver Cancer Journal Vol.4 No.1, 35-39, 2012
「Summary」慢性炎症が発癌を引き起こすことはよく知られているが, その分子機序はわかっていない. 発癌において遺伝子変異の重要性...
日本肝がん分子標的治療研究会

櫻井俊治/萩原智/上嶋一臣/工藤正俊
The Liver Cancer Journal Vol.3 No.2, 66-67, 2011
要 旨
肝癌は世界で3番目に死亡数の多い癌である。近年,Raf/ERK経路を主な標的とする分子標的薬ソラフェニブが進行肝癌...
基礎講座 糖尿病関連細胞小器官(organella)の基礎知識

―膵β細胞を中心に―
金藤秀明/松岡孝昭/河盛段/松久宗英
Diabetes Frontier Vol.20 No.2, 229-233, 2009
「はじめに」2型糖尿病の発症には遺伝素因と環境因子が関与するが, それらが揃ったからといって, 即座に著しい高血糖を伴う糖尿病に...