Round Table Discussion
ゲノム診断による胆膵がん治療の現状と展望
胆膵Oncology Forum Vol.2 No.1, 4-10, 2021
わが国では2019年,固形がん分野において遺伝子パネル検査が保険収載下で実施可能となり「がんゲノム診療元年」と称された。直近では,より低侵襲なリキッドバイオプシー検査や,胆膵がんの治療面ではBRCA変異陽性の治癒切除不能膵がんを対象としたオラパリブが承認を取得するなど,遺伝子変異にあわせた治療の普及が期待されつつある。難治がんが多くを占めるとされる胆膵がん領域におけるゲノム診療への期待と現状,課題について,本領域のエキスパートの先生方に議論いただいた。
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