<< 一覧に戻る

Theme 新しいがん治療のState of the Art State of the art reviews and future perspectives

Ⅱ.免疫療法 新規の抗体療法

田中謙太郎

がん分子標的治療 Vol.20 No.1, 49-53, 2022

抗体医薬品は,固形がんに対する分子標的薬開発の中心となりつつある。新たに登場した抗体-薬物複合体や多特異性抗体は,がん細胞に対する優れた選択性と効果の双方を兼ね備えた薬剤である。乳がんや非小細胞肺がん等主要な固形がんにおいて,これら抗体製剤は有効性が示され,新たな標準療法としての地位を確立した。本稿では新規抗体製剤の特徴と,固形がんを対象とした開発状況について概説する。
「KEY WORDS」抗体医薬品,抗体-薬物複合体,多特異性抗体,二重特異性抗体,抗体-サイトカイン融合蛋白

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る