<< 一覧に戻る

Theme 分子標的薬の新しいバイオマーカー

分子標的薬耐性研究における次世代シーケンス解析

大坪孝平岩間映二岡本勇

がん分子標的治療 Vol.16 No.2, 23-27, 2018

近年の次世代シーケンス(NGS)解析の進歩により,さまざまながんのドライバー変異や薬剤耐性機序に関する研究が進んでいる。非小細胞肺がんにおいては,NGSはデジタルPCR(dPCR)と同様,血中循環腫瘍DNA(ctDNA)のモニタリングや耐性変異の検出に有用であることが報告されている。さらに,CAPP-SeqやMANO法など,NGSを用いた新たな解析手法も登場しており,薬剤耐性研究が今後さらに加速することが期待される。本稿では,NGSを用いた分子標的薬耐性に関する遺伝子解析の現状と今後の展望について紹介する。
「KEY WORDS」次世代シーケンス,デジタルPCR,分子標的薬,耐性

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る