Special Article:特集
アルコール依存症における精神科・内科の連携
4.内科医である筆者とアルコール医療の実情
Frontiers in Alcoholism Vol.12 No.1, 28-30, 2024
内科医である筆者がアルコール医療に関わるようになり思うことは,アルコール依存症は内科と精神科の両方に大きく関わる疾患であるが,しかしながら,加療可能なクリニックや,内科と精神科を同時に治療できる病院は少ないということである。筆者がアルコール医療に深く関わるようになったきっかけは,小杉好弘先生との幸運な出会いがあったからである。しかし,このような偶然がない限り,通常,内科医はアルコール依存症の身体面の治療のみに終始し,精神科との医療連携を取ることは,ほとんどない。アルコール医療において,他科との連携は非常に重要な課題である。
「KEY WORDS」内科医,アルコール医療,ハードルは高い,小杉好弘,医療連携
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