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症例検討 Discussion & Education

健康診断をきっかけとして発見された多剤耐性結核の一例

吉山崇伊麗娜尾形英雄

感染症道場 Vol.3 No.3, 18-26, 2014

わが国において, 結核の新規罹患率は10万人対で16.7(2012年現在)と, 依然として高い現状にある. また, 多剤耐性結核も大きな問題となっており, 治療に苦慮することもあるようである. 今回は結核予防会複十字病院呼吸器内科にて行われた, 健康診断をきっかけとして見つかった多剤耐性結核症例の検討をお届けする. 画像の読影や薬剤感受性試験に基づく薬剤選択についてご討議いただいている. また, 本症例は外国人であることから, 海外における結核の薬剤耐性状況についても解説されている.
[吉山] 今回のカンファレンスでは, ベトナムから来日した方が健康診断を受けたことをきっかけに, 他院に紹介, 当院受診となった一例を検討したいと思います. 伊先生, 症例提示をお願いします.
「症例提示 - きっかけは健康診断」 [伊] 症例は27歳の男性です. 特に既往はありません. 2013年7月に, 日本語学校に入学するために, ベトナムより来日しました.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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