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膵癌・胆道癌 診断・治療Q&A

Q2. 膵NETに対するオクトレオスキャンによる診断について教えてください

小林規俊

膵・胆道癌FRONTIER Vol.7 No.1, 37-39, 2018

2016年1月に「神経内分泌腫瘍の診断におけるソマトスタチン受容体シンチグラフィー」を効能・効果としてオクトレオスキャンが発売された。オクトレオスキャンはソマトスタチンアナログであるオクトレオチドにキレート剤(DTPA)を結合させた化合物(ペントレオチド)を111I n(インジウム)で標識することで,ソマトスタチン受容体を発現するNETに結合し,ガンマカメラにて可視化することができるシンチグラフィーである。本薬剤111MBqを静脈内投与した後4時間後および24時間後に撮影を行う。必要に応じて48時間後の撮影を行うこともある。撮影は全身のプラナー像に加え,断層像であるSPECTが必要である。可能であればSPECT/CT装置による撮影が推奨される。検査前処置として緩下剤が海外のガイドラインでは推奨されている。消化管の病変の検出がよくなることが期待されるが,当院では症例に応じて緩下剤の投与を実施している。また検査前後の食事制限は行う必要はないが,腎臓での被ばく線量を極力減らす目的で,投与後2~3日は,水分摂取をできるだけ行うよう指導している。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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