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特集 低Na血症のすべて

(座談会)Vaptan時代の低Na血症

佐々木成鴨井久司成田一衛森建文

Fluid Management Renaissance Vol.3 No.1, 7-15, 2013

うっ血性心不全の治療において, 水・電解質代謝の理解は非常に重要である. 新たなvaptan系薬剤が登場したことで, 低Na血症の臨床にもさまざまな変化が予想される. 本座談会では, 抗利尿ホルモン測定と水電解質疾患のこれまでの歴史を振り返り, 臨床で遭遇する一般的な低Na血症の頻度・成因, 検査および治療開始の基準値, 診断上の問題などについてお話しいただいた. さらに, トルバプタンを中心としたvaptan系薬剤の使用法を腎血流増加と残腎機能保持の観点からご紹介いただき, 効果が期待できる病態と使用上の注意点について議論いただいた. 「佐々木」本座談会では, 「Vaptan時代の低Na血症」をテーマに, エキスパートの先生方にお集まりいただきました. まずは, 鴨井先生よりこれまでの水電解質評価の歴史についてお話しいただきます. 「低Na血症の歴史」「鴨井」電解質と抗利尿ホルモン(anti-diuretic hormone;ADH)測定の普及の歴史は, 1952年のAmesらによるラットとエタノールを用いたADHのバイオアッセイの報告から始まります.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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