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誌上ディベート

片頭痛患者に経口避妊薬は投与できるか

竹島多賀夫牧田和也渡邉由佳

Headache Clinical & Science Vol.4 No.1, 18-23, 2013

「サマリー」経口避妊薬(OC)は有効性の高い避妊法として世界中に普及しているが, 現在ではその重篤な副作用である静脈血栓塞栓症や心筋梗塞のリスク軽減のため(ホルモン量が)低用量のものが主流となっている. わが国では1999年に正式に認可されたが, 本来の避妊効果だけでなく, 月経困難症・月経前症候群, あるいはそれらに共存した月経関連片頭痛も含めた月経に関連する各種病態の改善効果も期待される. 前兆のある片頭痛を有する女性では, 脳血管障害の発症リスク増加のためその使用は原則禁忌であるが, 前兆のない片頭痛の場合は, そのリスクとベネフィットを勘案してOCを使用することによるベネフィットが明らかに上回る場合には, 使用可能と考える.
「はじめに」OCは, 1960年に米国食品医薬品局(FDA)がその使用を初めて承認して以来, 有効性が高くかつ可逆的で, 女性が主体的にできる避妊法として世界中で発売され使用されるようになった1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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