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先天性心疾患手術の今後の展望

Fetal & Neonatal Medicine Vol.9 No.3, 8-16, 2017

先天性心疾患の発生頻度は新生児の約1%といわれており,この頻度は時代によって変化しないと考えられる。わが国の年次推移では新生児の出生数は減少しているため,先天性心疾患の発生数もこれに伴い減少傾向にある。その一方で,産科医を中心に推進されている胎児診断の普及により,胎児の先天性心疾患の早期発見が可能となっている。また,複雑先天性心疾患の予後は以前は不良とされていたが,外科手術の進歩により大きく改善しつつある。近年の先天性心疾患手術の特徴として,新生児開心術に代表される重症の複雑心疾患の手術成績が向上したこと,二心室修復群だけでなく,手術による治療介入の対象になることの少なかった単心室群に対しても段階的手術による治療の可能性が高まったことなどが挙げられる。本座談会では各施設で実施されている新たな術式や取り組み,産科・小児科の連携の重要性などについてご討論いただいた。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録