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Topics of HCC

国際共同研究によって大きく推進される肝臓癌ゲノム解析

柴田龍弘

The Liver Cancer Journal Vol.2 No.1, 41-46, 2010

「癌は遺伝子の病気」肝癌は, 多くの場合肝炎ウイルス感染による慢性肝炎や肝硬変を背景として発生する. エコーやCT, MRIといった画像診断による早期診断法に加えて外科手術や経皮的エタノール注入療法(percutaneous ethanol injection therapy;PEIT), ラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation;RFA)といった治療法が進歩しているにもかかわらず, 肝癌はわが国での臓器別癌死亡数の第3位で5年生存率は20%弱であり1), 難治癌の1つである. 一方, 国外に目を向けると, 肝癌は中国を含めた東アジアやアフリカで非常に高い罹患率を示しており, また欧米でも近年増加が著しい癌の1つである. 米国癌学会の統計では, 肝癌の死亡者数は男性で世界第3位, 女性で世界第6位の死亡率であり, 国際的にも肝癌の有効な治療法が求められている2). 肝癌は, 他の固形癌と同様に遺伝子異常が原因で発生することがわかっている.

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