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7T MRIは臨床に役立つか?

「No」の立場から

Frontiers in Parkinson Disease Vol.10 No.2, 22-24, 2017

1980年代に臨床応用され始めた当時は0.5Tesla(T)程度の静磁場強度しかもたなかったMRIだが,1.5T装置が標準的な臨床機であった時代を経て,現在は3T装置が標準的臨床機となっている。このように臨床用MRI装置の高磁場化が進んだ最大の理由は,一般に静磁場が大きくなるほどMRIの信号雑音比(signal-to-noise ratio:SNR)あるいはコントラスト雑音比(contrast-to-noise ratio:CNR)の高い画像が得られ,この画質の高さはMRI診断の向上に直結するからである。一方で,発売当初は研究用に限定されていた3T装置が,臨床標準機として普及した大きな要因の1つは装置のコストが下がったことである。そして今,海外の主要メーカーは7T装置の実用化に成功し,すでに日本国内でも複数の研究施設が7T装置の導入を始めている。MRIの歴史を振り返れば,将来的に7T装置が臨床に導入され,診断に寄与することはほぼ疑う余地がない。

本企画は問題点をよりクローズアップすることを目的としており,このテーマに対して,あえて一方の見地に立った場合の議論であって,必ずしも論者自身の確定した意見ではありません。

「Yes」の立場から/福山秀直
・「No」の立場から/花川隆

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録